http://www.ashinari.com/
山口県の冬は、フグ一色。9月の初めごろからフグシーズンが始まりますから、この時期を狙って、フグコースを食べに行きましょう。寒くなればなるほどおいしいフグ。温泉で温まりつつ、フグ刺しやフグなべ、唐揚げなんて、たまりませんね。お酒も用意して、ちびちび楽しみましょう。1.大谷山荘
おススメ度:★★★★★
http://yumotoonsen.com/inn/bathhouse/
美祢(みね) インターチェンジから車で約30分。清流の音信川(おとずれがわ)と、山の自然に溶け込んでいるのが、大谷山荘です。広々とした温泉館内にもロビーラウンジの外に足湯を設けるなど、自然との調和が見事な宿です。萩・下関の観光地に近いので、たっぷり遊んでから泊まるのもいいですね。
大谷山荘では、仙崎港に水揚げされる魚介類を使った割烹が人気です。食材は県内のあちこちに出向いて仕入れます。春のメアカフグ(彼岸河豚のこと 山口での呼び名です)、夏のマフグ、秋冬のトラフグと種類も豊富です。夏のハモや秋の白サバフグなども捨てがたいうまさです。
夜のお楽しみは天体ドーム。宿の最上階には天体望遠鏡が設置してあります。すんだ星空を眺めて、自然を体感してください。湯上りどころでは、天体望遠鏡の映像がみられます。自然のなかにある大谷山荘ならではのサービスですね。(利用時間19:30~22:10 火曜日閉館)
■ 基本情報
- ・名称: 大谷山荘
- ・住所: 山口県長門市深川湯本2208
- ・アクセス: 萩から車で30分。美祢ICから車で30分
- ・営業時間: チェックイン14:30 (最終:21:00)チェックアウト10:30
- ・電話番号: 0837-25-3221
- ・料金: ふくフルコースA 10畳和室 お一人様 28,000円(税抜)~
- ・公式サイトURL: http://www.otanisanso.co.jp/
2.みもすそ川別館
おススメ度:★★★★☆
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14394/CUSTOM/P1439450928113148.html
関門海峡に一番近い宿の、みもすそ川別館。海側客室からは下関の関門橋を一望できます。夜はイルミネーションをちりばめた、関門橋の夜景がとってもすてきです。お風呂は大浴場のほか、お部屋ごとの貸切露天風呂もあるので、ゆったりとくつろげます。
みもすそ川別館の大浴場は、海水潮風呂です。実は、九州と本州を結ぶ、関門国道トンネルには1日約4800トンの水が海底の岩盤から湧き出しています。これを7台のポンプでくみ出していて、この水を大浴場に使っているのです。海水の成分約80%を含んだ水で、保湿性・保温性が高いお風呂です。
フグは水揚げされたばかりのものを、繊細に盛り付けます。とくにフグ刺しの甘みは絶品。みてきれい、食べておいしい職人の技です。しかしフグは秋からしか食べられないからと思っていたら、みもすそ川別館にはウニ飯コース(8,640円~)があります。6月中旬~9月下旬限定で、フグのないシーズンもこれで安心です。
■ 基本情報
- ・名称: みもすそ川別館
- ・住所: 山口県下関市みもすそ川町23-15
- ・アクセス: JR下関駅よりタクシーで13分
- ・営業時間: チェックイン16:00 (最終:18:30)チェックアウト10:00
- ・電話番号: 0832-22-3357
- ・料金: 【ふぐづくし会席】プラン 関門橋の見える和洋室 ¥20,000~
- ・公式サイトURL: http://mimosusogawa.jp/
3.湯田温泉 梅乃屋
おススメ度:★★★★☆
http://onsen.jal.co.jp/yamaguchi/sp31/
創業20年になる梅乃屋。おかみのこだわりが随所にでている宿は、女性や赤ちゃん連れのファミリーに優しいんです。夜泣きが気になるファミリーには、他のお客さんから離れた部屋を用意してくれたり、プレママにはチェックイン前から布団を敷いておくといった細かい気配りがうれしいですね。
梅乃屋のお風呂も女性にやさしい。化粧水や美容液のようなとろとろのお湯は、強いアルカリ性です。色や香りはなく肌に馴染みやすいお湯で、「入れば入るほど美肌になる」そうです。露天風呂は加水(水道水を加えること)や、加温(温泉に熱を加えること)なし。100%源泉かけ流しの天然温泉です。
梅乃屋ではフグ料理の開始が10月初旬から。フグシーズンは9月のお彼岸ごろからなので、ちょっと遅い気がします。これもおかみのこだわりで、あまり早いとフグの味が違うから。10月に入ってからのほうがおいしく、11月以降はもっとおいしい。さらにフグ鍋につきものの白菜などもおいしくない、と言う理由です。
■ 基本情報
- ・名称: 湯田温泉 梅乃屋
- ・住所: 山口県山口市湯田温泉4-3-19
- ・アクセス: JR山口線湯田温泉駅より徒歩10分
- ・営業時間: チェックイン15:00 (最終:19:00)チェックアウト11:00
- ・電話番号: 083-922-0051
- ・料金: お部屋で40分エステコース付~ \17000~
- ・公式サイトURL: http://umenoya.net/
4.萩グランドホテル天空
おススメ度:★★★★☆
萩市内の中心にある大規模なホテルです。ホテルの気軽さと和風旅館のくつろぎを両立させた宿。設備やサービスが充実しているので、観光客だけでなくビジネスの人にも使いやすいです。城下町 萩のランドマーク的ホテルですね。グランドホテル天空でも、冬はフグです。下関では「福」につながるということで、「ふく」といいます。旬は秋の彼岸から春の彼岸までといわれますが、最も旨みが増えるのが冬。フグと一緒に、萩の特産である見蘭牛(けんらんぎゅう)も味わいたい。霜降と旨みがあるミドリヤファームのオリジナルブランド牛です。
お風呂は、自家源泉。なんといっても、円柱形の建物、500坪の庭園パノラマ大浴場がすごい。内湯と露天風呂があり、日本庭園を眺めつつ豪快に入りたいですね。屋外のガーデンラウンジで湯上りもサッパリです。
■ 基本情報
- ・名称: 萩グランドホテル天空
- ・住所: 山口県萩市古萩町25番地
- ・アクセス:チェックイン15:30 (最終チェックイン:24:00)チェックアウト10:00
- ・営業時間: JR東萩駅より徒歩で約10分、
- ・電話番号: 0838-25-1211
- ・料金: 彩食味覚会席プラン 和室3名\1名利用時16,200円~20,520円/人
- ・公式サイトURL: http://hagi-gh.com/
5.宵待ちの宿 萩一輪
おススメ度:★★★★☆
http://tabi-moni.com/mansion/detail.html?moni_id=201420&hotel_id=201404250009
世界遺産登録された、萩の城下町(萩城跡・堀内伝建地区など)に近い宿です。毎朝マイクロバスで、史跡ガイドサービスをしていて、朝食前後の約30で、江戸時代の慶長年間ごろの道を運行。両側の石垣、土塀、武家屋敷、城跡などを見られます。料金無料なのでぜひ参加を。
萩一輪では、高級魚のトラフグを満喫できるフグコースがあります。トラフグは胸びれのそばに大きな円に近い模様があるのが特徴。グルタミン酸やイノシン酸、タウリンがたっぷり入っています。萩一輪のフグコースは、ぜいたくにトラフグを使った全11品のコース。フグの味わいを満喫できます。
2005年にリニューアルしたデザイナーズ客室。モダンデザインが女性に人気です。リビングとベッドが入っている和洋室はスペースもたっぷりあり、くつろぎやすい設計です。センスのいい自宅みたいですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 宵待ちの宿 萩一輪
- ・住所: 山口県萩市堀内菊ヶ浜482-2
- ・アクセス: JR東萩駅より無料送迎あり(15時~18時・要予約)
- ・営業時間: チェックイン15:00 (最終:21:00)チェックアウト10:00
- ・電話番号: 0838-25-7771
- ・料金:デザイナーズ客室×貸切風呂無料 お1人様 20,000円~ (2名様1室利用時)
- ・公式サイトURL: http://www.hagi-ichirin.co.jp/
6.源泉の宿・萩本陣
おススメ度:★★★★☆
http://onsen.jal.co.jp/yamaguchi/sp201/
萩では、5本の源泉がある温泉旅館として有名。館内の湯船は男女各7種類もあり、開放感いっぱいの庭園を眺めながらゆったり入れば、疲れもなくなります。毎分200リットルの湯量を誇る自家源泉で、ナトリウム・塩素・カルシウムがたっぷり含まれています。女性にうれしい美肌や関節痛に効果があるというお湯です。
冬の萩名物はフグ。とくにフグ刺しは、職人が腕をきそう薄造りです。萩本陣でも、噛めば噛むほど口の中に広がるフグの上品な歯ごたえと甘味を存分に味わえます。地元の下関で育ったわけぎ(ねぎ)を巻くと、より淡泊な味が引き立ちます。
萩は日本海を望む場所なので、昔からアジやおこぜなど、魚介類が豊富です。萩本陣でも新鮮な海の幸が食べられます。そして見蘭牛のステーキもおいしく、夏みかんも有名。そう、萩は食材の宝庫なんです。
■ 基本情報
- ・名称: 源泉の宿・萩本陣
- ・住所: 山口県萩市椿東385-8
- ・アクセス: 「JR東萩駅」より車で5分
- ・営業時間: チェックイン15:30 (最終:19:30)チェックアウト10:00
- ・電話番号: 0838-22-5252
- ・料金: ふく三種に鯛荒焚き黒毛和牛 味覚会席お一人様 15,120円~
- ・公式サイトURL: http://www.hagihonjin.co.jp/
冬の日本海はおいしいものの宝庫ですね。北陸のカニもいいですが、山口のフグも魅力的です。地元でとれた魚介類は鮮度が違いますから、たっぷりいただきましょう。