福井県にある三方湖(みかたこ)を含めた5つの湖群「三方五湖(みかたごこ)」について紹介します。
三方五湖とは福井県の美浜町と若狭町にまたがって位置している、5つの湖の総称です。
「三方湖(みかたこ)」「水月湖(すいげつこ)」「菅湖(すがこ)」「久々子湖(くぐしこ)」「日向湖(ひるがこ)」の五つの湖で構成されていて、それぞれの湖はすべてつながっている状態にあります。
三方湖だけが淡水で、水月湖・菅湖・久々子湖の3つは海水と淡水が混ざる汽水、日向湖は海水となっています。
三方五胡の水面積は全部で10.99k㎡。山頂公園からの景色は緑と湖水、そして若狭湾が織りなす素晴らしいものです。その美しさは万葉集にも詠まれているとか。展望台へは第一駐車場からリフトまたはケーブルで行かれます。
登録の理由として、塩分濃度の異なる5つの湖が繋がっていることにより、独特の生態系が形成されている点が挙げられています。
三方五湖の周囲には梅林が広がっていて、それもまた景勝地となっています。
世界からも注目されているその理由は、三方五湖のひとつである「水月湖」の年稿にあります。湖底土の状況から8万年~10万年前の気候変動がわかるということです。こうした昔の状態が保存されているのは世界でもここ水月湖と南米ベネズエラカリアコ海盆の2ヶ所だけだそうです。貴重ですね。
「鳥浜貝塚遺跡」はその昔、縄文人たちが三方五湖を舟で行き来した証となる遺跡。縄文時代の草創期から前期にかけてのものということです。また緑と水の織りなす美しく、雄大な景色で景勝地として古くは万葉集にも詠まれています。
三方五湖レインボーラインは全長11.24kmの有料道路です。
通過できる時間帯が決まっていて、主に三方五湖がきれいに眺められる時間帯が通行可能な時間帯です。
山頂公園からの眺めはすばらしく、三方五湖のそれぞれの湖の色の違いなども感じながら眺められるポイントです。
詳しくはこちら→三方五湖レインボーライン
山頂公園へはリフト・ケーブルで行くことができます。ケーブルですと30名、リフトは8秒間隔で1名。ケーブルの隣にリフトが並んで走っています。また山頂公園の入園料は大人800円、小人600円でケーブル・リフト代込の料金となっています。
・若狭三方縄文博物館
三方湖の湖畔にある博物館です。
常設展示では、若狭町内に縄文時代に生えていた杉の切り株の展示や当時の文明などの様子をうかがい知ることができます。
縄文時代に関する図書もあり自由に読むことができるようになっています。
詳しくはこちら→若狭三方縄文博物館
JR小浜線「三方駅」を下車し、徒歩で25分、レンタサイクルで5分です。車なら舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から約5分と近いですね。9:00~17:00で入館料は大学生以上は500円、高校生までは200円。火曜日(国民の祝日の場合は翌日)が閉館日。縄文ロマンスパークも利用できます。
・道の駅 三方五湖
三方湖の湖畔に位置している道の駅です。
地元の特産物の購入ができるほか、漁業体験ができる施設など地元の産業についても学ぶことができる施設となっています。
レンタサイクルもあるので、三方五湖の観光の拠点ともなっています。
詳しくはこちら→道の駅 三方五湖(facebookページ)
レンタサイクル利用は9:00~17:00。7~8月は無休でやっているそうです。2時間まで300円、4時間まで500円、丸1日借りて1000円。道の駅以外のレンタサイクル店(JR三方駅、水月花)で乗り捨てるなら、乗り捨て料金100円を払います。
・三方五湖レークセンター
三方五湖レークセンターは、三方五湖の観光遊覧の発着地点です。
久々子湖の湖畔にあり、日向湖を除く4つの湖をジェット船で観覧することができます。
詳しくはこちら→三方五湖レークセンター
時間は9:00~16:00まで1時間ごとに出発しています。9時の便は予約が必要。ジェットクルーズは浦見川と三方五胡めぐりができます。ガラス張りの遊覧船(ウォータージェット船)で、約40分のクルージングを楽しめますよ。大人1240円、小人620円。
・若狭みかた きらら温泉 水月花
客室は全30室ありそのすべてが2012年2月にリニューアルされ、とても清潔感のあふれる部屋となっています。
洋室ツインが9室、残りはすべて和室となっており好みに応じて部屋が予約できるので利用しやすい宿泊施設です。
大浴場からは三方五湖の一つであり最大の広さを持つ「水月湖」を眺めることができ、ゆったりと体を癒すことができます。
こちらのおすすめはモーニングクルーズです。ホテルにある船着き場から水月湖と菅湖を巡るプランです。船内でお弁当の朝食をとることができますよ。大人1000円、小人500円で朝食代は一泊2食のうちの料金に含まれています。前日のお昼までに予約をして下さいね。
・湖上館パムコ
和室6部屋、洋室4部屋の全10室というこじんまりとした宿泊施設ですが、地ビールプラントがあるなど面白い施設となっています。
お風呂も梅風呂といって、若狭名産の梅を利用しそのエキスを目いっぱい享受したお湯を楽しむことができます。
洋室からは三方五湖の一つであり最大の広さを持つ「水月湖」を眺めることができ、景色を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。
「PAMCO=Passionate Movement for Communication 」は情熱をもっていきいきとこの地を訪れる人と若狭の地をつなぐ場所にしたいという館主の思いが込められた名前です。ホテルでも民宿でもペンションでもない宿。日帰りお食事プランもあります。海鮮料理がたくさん食べられそう。
幻の魚とも呼ばれる高級魚の「クエ」は、その見た目(顔つき)とは裏腹に、とても上品な味わいのある白身魚です。
ちなみに「クエ」は九州では「アラ」と呼ばれている魚でもあります。
10月から3月にかけての寒い時期が旬ですので、「クエ」を食べたい方はその時期に行くことをお勧めします。
「昭和館」には11~3月にクエコースを組み込んだ宿泊プランもあります。高級魚クエの唐揚げ、刺身、焼き魚などで上品なお味を堪能できます。市場にあまり出回らず、時にフグよりも高級とされることもあるとか。是非食べてみたいですね。
・うなぎ
三方五湖の一つ「三方湖」では、天然のウナギがとれます。
他の地域のウナギがハゼなどをエサにしているのに対し、三方湖のウナギはゴカイを食べているので、とても脂ののっていて栄養価の高い身を堪能することができます。
2015年大会が4回目の開催となる、サイクリングのイベントです。
80km/120km/160kmのコースが設定されていて(2015年大会実績)、それぞれの体力や経験に応じて参加することができます。
いずれのコースも三方五湖エリアがスタート地点となっており、三方五湖の景色をレインボーラインから眺めながらのサイクリングを楽しむことができます。
また、休憩所やゴール後には地元の名産品が用意され、胃袋も若狭のもので満たされます。
詳しくはこちら→若狭路センチュリーライド
<JR東海道新幹線>→米原駅→<北陸本線特急しらさぎ>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
・関西方面から
<JR湖西線「特急雷鳥」「特急サンダーバード」>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
・北陸方面から
<JR北陸本線「特急しらさぎ」「特急雷鳥号」>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
・舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から車で約20分
素材提供:トリップアドバイザー
1.三方五湖とは?
「三方湖(みかたこ)」「水月湖(すいげつこ)」「菅湖(すがこ)」「久々子湖(くぐしこ)」「日向湖(ひるがこ)」の五つの湖で構成されていて、それぞれの湖はすべてつながっている状態にあります。
三方湖だけが淡水で、水月湖・菅湖・久々子湖の3つは海水と淡水が混ざる汽水、日向湖は海水となっています。
三方五胡の水面積は全部で10.99k㎡。山頂公園からの景色は緑と湖水、そして若狭湾が織りなす素晴らしいものです。その美しさは万葉集にも詠まれているとか。展望台へは第一駐車場からリフトまたはケーブルで行かれます。
2.三方五湖の魅力
三方五湖は2005年の11月にラムサール条約に登録されました。登録の理由として、塩分濃度の異なる5つの湖が繋がっていることにより、独特の生態系が形成されている点が挙げられています。
三方五湖の周囲には梅林が広がっていて、それもまた景勝地となっています。
世界からも注目されているその理由は、三方五湖のひとつである「水月湖」の年稿にあります。湖底土の状況から8万年~10万年前の気候変動がわかるということです。こうした昔の状態が保存されているのは世界でもここ水月湖と南米ベネズエラカリアコ海盆の2ヶ所だけだそうです。貴重ですね。
3.三方五湖の歴史
三方五湖は古くからすべてが繋がっていたのではなく、水月湖と久々子湖をつなぐ「浦見川(浦見運河)」と水月湖と日向湖を結ぶ「嵯峨隧道」、菅湖と三方湖をつなぐ「堀切」という3つの人工水路によって、今の形になっています。「鳥浜貝塚遺跡」はその昔、縄文人たちが三方五湖を舟で行き来した証となる遺跡。縄文時代の草創期から前期にかけてのものということです。また緑と水の織りなす美しく、雄大な景色で景勝地として古くは万葉集にも詠まれています。
4.三方五湖に行ったら出来ること
周辺のおすすめ観光スポット
・三方五湖レインボーライン三方五湖レインボーラインは全長11.24kmの有料道路です。
通過できる時間帯が決まっていて、主に三方五湖がきれいに眺められる時間帯が通行可能な時間帯です。
山頂公園からの眺めはすばらしく、三方五湖のそれぞれの湖の色の違いなども感じながら眺められるポイントです。
詳しくはこちら→三方五湖レインボーライン
山頂公園へはリフト・ケーブルで行くことができます。ケーブルですと30名、リフトは8秒間隔で1名。ケーブルの隣にリフトが並んで走っています。また山頂公園の入園料は大人800円、小人600円でケーブル・リフト代込の料金となっています。
・若狭三方縄文博物館
三方湖の湖畔にある博物館です。
常設展示では、若狭町内に縄文時代に生えていた杉の切り株の展示や当時の文明などの様子をうかがい知ることができます。
縄文時代に関する図書もあり自由に読むことができるようになっています。
詳しくはこちら→若狭三方縄文博物館
JR小浜線「三方駅」を下車し、徒歩で25分、レンタサイクルで5分です。車なら舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から約5分と近いですね。9:00~17:00で入館料は大学生以上は500円、高校生までは200円。火曜日(国民の祝日の場合は翌日)が閉館日。縄文ロマンスパークも利用できます。
・道の駅 三方五湖
三方湖の湖畔に位置している道の駅です。
地元の特産物の購入ができるほか、漁業体験ができる施設など地元の産業についても学ぶことができる施設となっています。
レンタサイクルもあるので、三方五湖の観光の拠点ともなっています。
詳しくはこちら→道の駅 三方五湖(facebookページ)
レンタサイクル利用は9:00~17:00。7~8月は無休でやっているそうです。2時間まで300円、4時間まで500円、丸1日借りて1000円。道の駅以外のレンタサイクル店(JR三方駅、水月花)で乗り捨てるなら、乗り捨て料金100円を払います。
・三方五湖レークセンター
三方五湖レークセンターは、三方五湖の観光遊覧の発着地点です。
久々子湖の湖畔にあり、日向湖を除く4つの湖をジェット船で観覧することができます。
詳しくはこちら→三方五湖レークセンター
時間は9:00~16:00まで1時間ごとに出発しています。9時の便は予約が必要。ジェットクルーズは浦見川と三方五胡めぐりができます。ガラス張りの遊覧船(ウォータージェット船)で、約40分のクルージングを楽しめますよ。大人1240円、小人620円。
周辺のおすすめホテル
客室は全30室ありそのすべてが2012年2月にリニューアルされ、とても清潔感のあふれる部屋となっています。
洋室ツインが9室、残りはすべて和室となっており好みに応じて部屋が予約できるので利用しやすい宿泊施設です。
大浴場からは三方五湖の一つであり最大の広さを持つ「水月湖」を眺めることができ、ゆったりと体を癒すことができます。
こちらのおすすめはモーニングクルーズです。ホテルにある船着き場から水月湖と菅湖を巡るプランです。船内でお弁当の朝食をとることができますよ。大人1000円、小人500円で朝食代は一泊2食のうちの料金に含まれています。前日のお昼までに予約をして下さいね。
■ 基本情報
- ・名称: 若狭みかた きらら温泉 水月花
- ・住所: 福井県三方上中郡若狭町海山51-13
- ・アクセス: JR小浜線「三方駅」より車で約10分
- ・電話番号: 0770-47-1234
- ・料金: 14000円-22000円(一泊一人あたり・プランによる)
- ・公式サイトURL: http://www.suigekka.jp/
・湖上館パムコ
和室6部屋、洋室4部屋の全10室というこじんまりとした宿泊施設ですが、地ビールプラントがあるなど面白い施設となっています。
お風呂も梅風呂といって、若狭名産の梅を利用しそのエキスを目いっぱい享受したお湯を楽しむことができます。
洋室からは三方五湖の一つであり最大の広さを持つ「水月湖」を眺めることができ、景色を眺めながらゆっくりと過ごすことができます。
「PAMCO=Passionate Movement for Communication 」は情熱をもっていきいきとこの地を訪れる人と若狭の地をつなぐ場所にしたいという館主の思いが込められた名前です。ホテルでも民宿でもペンションでもない宿。日帰りお食事プランもあります。海鮮料理がたくさん食べられそう。
■ 基本情報
- ・名称: 湖上館PAMCO
- ・住所: 福井県三方上中郡若狭町海山64-9-1
- ・アクセス: JR小浜線「三方駅」より車で約15分
- ・電話番号: 0770-47-1727
- ・料金: 5000円-25000円(一泊一人あたり・プランによる)
- ・公式サイトURL: http://www.pamco-net.com/
周辺のおすすめ名産グルメ
・クエ幻の魚とも呼ばれる高級魚の「クエ」は、その見た目(顔つき)とは裏腹に、とても上品な味わいのある白身魚です。
ちなみに「クエ」は九州では「アラ」と呼ばれている魚でもあります。
10月から3月にかけての寒い時期が旬ですので、「クエ」を食べたい方はその時期に行くことをお勧めします。
「昭和館」には11~3月にクエコースを組み込んだ宿泊プランもあります。高級魚クエの唐揚げ、刺身、焼き魚などで上品なお味を堪能できます。市場にあまり出回らず、時にフグよりも高級とされることもあるとか。是非食べてみたいですね。
・うなぎ
三方五湖の一つ「三方湖」では、天然のウナギがとれます。
他の地域のウナギがハゼなどをエサにしているのに対し、三方湖のウナギはゴカイを食べているので、とても脂ののっていて栄養価の高い身を堪能することができます。
イベント
・若狭路センチュリーライド2015年大会が4回目の開催となる、サイクリングのイベントです。
80km/120km/160kmのコースが設定されていて(2015年大会実績)、それぞれの体力や経験に応じて参加することができます。
いずれのコースも三方五湖エリアがスタート地点となっており、三方五湖の景色をレインボーラインから眺めながらのサイクリングを楽しむことができます。
また、休憩所やゴール後には地元の名産品が用意され、胃袋も若狭のもので満たされます。
詳しくはこちら→若狭路センチュリーライド
5.三方五湖へのアクセス
電車
・東京・名古屋方面から<JR東海道新幹線>→米原駅→<北陸本線特急しらさぎ>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
・関西方面から
<JR湖西線「特急雷鳥」「特急サンダーバード」>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
・北陸方面から
<JR北陸本線「特急しらさぎ」「特急雷鳥号」>→JR敦賀駅→<小浜線>→JR三方駅
自動車
・北陸自動車道「敦賀IC」から車で約50分・舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から車で約20分
素材提供:トリップアドバイザー