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京都の大原といえば思い浮かぶ名前が【三千院】です。苔むした美しい庭園は訪れる人の心に静寂を与えてくれます。
ここ三千院は四季それぞれに違った魅力が味わえるお寺ですので、何回でも足を運ぶ価値があります。
三千院とは?
最澄により開基されたこのお寺は約1千年の歴史を持ち、青蓮院と妙法院とともに天台宗の三門跡寺院とされています。
美しい自然に囲まれたこのお寺をひと目見ようと海外からも多くの観光客が訪れる京都の観光名所です。
三千院の魅力
すべてが魅力的な三千院ですが、その中でも特に人々を惹き付けるのが2つの美しい庭園です。作家・井上靖氏に〈東洋の宝石箱〉と言わしめたこの庭園では、大原の四季折々の自然の美しさを静かに、そして深く感じる事ができるはずです。
しばし浮き世を忘れて静寂な世界に身を置くことのできる京都の〈癒し〉スポットとしておすすめです。
見どころ・おすすめポイント
1. 極楽浄土院(重要文化財)お堂の中は船をさかさまにし様子に似ている〈舟底天井〉となっていて、阿弥陀三尊象が納められています。いにしえ人たちが極楽浄土への願いと憧れをかいま見ていたこの御堂、かつては豪華絢爛としていたそうですが長い歴史を経た現在は深く落ち着いた趣を見せています。
2. 阿弥陀三尊象(国宝)
平安時代を代表する三尊象として有名で国宝に指定されています。真ん中に阿弥陀如来、そして右手に勢至菩薩、左手に観音菩薩となっています。
3. 聚碧円
苔がとても美しい池泉式の庭園で立体感にあふれています。ここでは是縁に腰をおろしてゆったりとした時間を過ごすことをお勧めします。
4. 有清円
庭園の中を歩いているとあちらこちらでお地蔵さんに遭遇します。そのなごやかな表情を見ていると心がほっこりしてきます。
5. 四季の風景
春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉そして冬の雪景色と三千院では四季折々の風情ある風景を楽しむことができます。日本人の〈自然を愛でる心〉をひしひしと感じることができるはずです。
訪れた人の声
“秋の一日、紅葉を求めて、大原の里を家族と共に散策しました。三千院の奥にある、宝泉院を訪ねました。
中に入ると声明(仏教音楽)が静かに流れ、心が癒されます。
本堂からながめるお庭の巧妙な樹々の静と動の美しさに宇宙の
響きを感じました。 ”
http://sakuranbo.xii.jp/blog/?p=2962
“市街地から離れている分、私もしょっちゅう訪れることができませんので、毎回ワクワクしながら中に入っていくお寺でもあります。”
http://kyoto-tabiya.com/blog_rakuhoku/三千院の石楠花と寂光院の汀の桜/
基本情報と地図
基本情報
- ・名称:三千院門跡
- ・住所:左京区大原来迎院町540
- ・アクセス:京都バス大原下車 徒歩約10分
- ・拝観時間:3月~10月 9:00~17:00 (閉門17:30)
- 11月 8:30~17:00 (閉門17:30)
- 12月~2月 9:00~16:00 (閉門16:30)
- ・休観日:無休
- ・電話番号:075-744-2531
- ・料金:大学生以上700円、中・高生400円、小人150円
- ・所要時間:50分
- ・オススメの時期:通年
- ・公式サイトURL:www.sanzenin.or.jp/