alexxis
端島(軍艦島)などを含む「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録で注目を集めている「炭鉱跡」。近代日本の歴史を学べるのはもちろん、廃墟独特のなんともいえない雰囲気に浸れるのも大きな魅力。まるでゲームの世界に入り込んだようなトリップを体感してみませんか?1.端島(軍艦島)
kntrty
世界遺産にもなった端島。炭鉱跡の代名詞ですね。海上からの眺めが軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれています。連絡船によっては、この海からの眺めを見るためにわざわざ海上を遠回りしてくれたりしますよ!1974年の閉山後、無人島となった端島は「廃墟の聖地」とも言われています。雰囲気たっぷりの景観からB’zのPVや映画「007」など、数々のロケ地として使われています。新しいところでは実写版「進撃の巨人」のロケ地となったことは有名ですね。
■ 基本情報
- ・名称:端島
- ・住所:長崎県長崎市高島町字端島
- ・アクセス:各社が提供している「軍艦島上陸ツアー」を利用
- ・運行日程:ほとんどの会社が、午前と午後で一便づつ運行
- ・所要時間:上陸時間を含め、約3時間のクルーズ ・参考URL:http://www.gunkanjima-cruise.jp/about.html
このスポットの情報をみる
2.三池炭鉱万田坑
三池炭鉱の南部に位置する万田抗。こちらも世界遺産に登録されました。煉瓦造りの建物の奥に、どーんと最初に目に飛び込んでくる竪坑櫓は万田坑のシンボル、第二竪坑櫓。日本最大級の竪坑なんですよ!閉山当時のままの姿が残されていて、まるでタイムスリップしたような感覚。見学ルートが規制されている端島と違い、竪坑口や生活道路など、さまざまな場所が見学可能です。当時の炭鉱マンたちの日常を感じることができますよ。
■ 基本情報
- ・名称:万田坑ステーション
- ・住所:荒尾市原万田200番地2
- ・アクセス:産交バス:バス停「万田坑前」下車後徒歩で /西鉄バス:バス停「神田」下車後徒歩で
- ・営業時間:9:30~17:00
- ・定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
- ・電話番号:0968-57-9155
- ・料金:大人410円(団体320円)、高校生300円(団体240円)、小・中学生200円(団体160円)
- ・公式サイトURL:http://www.city.arao.lg.jp/mandako/
3.志免鉱業所竪坑櫓
福岡空港の程近くにある志免鉱業所竪坑櫓。特徴的な形状から、廃墟マニアには垂涎の建造物です。遠くからも目立つこの竪坑は、地元の人々からも馴染みが深く、子どもには「迷子になったら竪坑を目印にしなさい」と教えるほど。今は志免鉄道記念公園の一部となっています。昭和60年に廃線となった国鉄勝田線の記念公園で、当時の線路や志免駅のプラットホームなどが残されていて、炭鉱後とはまた違った趣があります。
■ 基本情報
- ・名称:志免鉄道記念公園
- ・住所:福岡県糟屋郡志免町大字志免
- ・アクセス:西鉄バス:バス停「志免鉄道公園」下車
4.池島炭鉱
トリップアドバイザー
池島は長崎県の沖合いにある外周約4kmの小さな島。閉山は2001年と、まだほんの10数年前のこと。閉山したてといっても良いくらい。閉山後、急速に人口は減っていますが、無人島ではありません。今でも300人ほどの人が暮らしています。島には宿泊施設もあるので、泊りがけで出かけてみてもいいかも。いまや無人となった炭鉱アパートなど端島化しつつある町並みを見て回るのも楽しいですよ!
池島炭鉱の魅力はなんと言っても、実際の坑内を見て回れるところ。ヘルメットをかぶり、ヘッドランプをつけて、トロッコに乗っていざ出発!元炭鉱マンのガイドさんの説明を聞きながら、臨場感あふれる体験ができますよ。
■ 基本情報
- ・名称:池島炭鉱
- ・住所:長崎市池島町1411-1
- ・アクセス:JR長崎駅前より車で大瀬戸町瀬戸港まで約80分(または神浦港まで約70分)、
池島行きフェリーで約30分 - ・体験時間:午前の部 10:45 池島港集合 午後の部 14:15 池島港集合
- ・定休日:水曜日、年末年始、点検日
- ・電話番号:095-811-0369
- ・料金:大人2,600円 中学生以下1,650円(20名以上:大人2,300円 中学生以下1,500円)
- ・所要時間:約90分
- ・公式サイトURL:http://www.saruku.info/course/G002.html
5.筑豊炭田
(C)M-MIX(wikimedia commons)
福岡県の広域に広がる筑豊炭田。上記写真は筑豊炭田の一部で、田川市の石炭記念公園にある三井田川炭鉱の大煙突。煉瓦造りでなかなかの見ごたえです。この煙突、なんと炭坑節の「あんまり煙突が高いので~♪」と唄われるあの煙突なんですよ。筑豊炭田は「明治日本の産業革命遺産」には含まれませんが、もう1つの世界遺産があります。それが炭鉱マンだった山本作兵衛の炭鉱画。ユネスコ記憶遺産に認定されています。当時のリアルな炭鉱の風景が伝わってきます。石炭記念公園内の田川市炭鉱・歴史博物館でその一部を見ることができます。
炭鉱跡ではないですが、一足伸ばして観る価値あり!の炭鉱王のお屋敷。「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じていた白蓮の旦那様ですよ。伝右衛門が白蓮の気をひこうとして造らせた、贅を尽くしたお屋敷が今も残っています。
■ 基本情報
- ・名称:田川市炭鉱・歴史博物館
- ・住所:福岡県田川市大字伊田2734番地1
- ・アクセス:西鉄バス:バス停「石炭記念公園口」から徒歩約5分 /JR田川伊田駅から徒歩約8分
- ・営業時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
- ・定休日:月曜日、月曜が祝日の場合は火曜日、火曜以降も連休の場合、連休の翌日
- ・電話番号:0947-44-5745
- ・料金:大人210円、高校生100円、小・中学生50円
- ・公式サイトURL:http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/sekitan/
基本情報
- ・名称:旧伊藤伝衛門邸
- ・住所:飯塚市幸袋300番地
- ・アクセス:西鉄バス:バス停「幸袋」下車徒歩2分/JR九州バス:バス停「幸袋本町」下車徒歩2分
- ・営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- ・定休日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
- ・電話番号:0948-22-9700
- ・料金:高校生以上300円(240円) 小中学生100円(80円)※( )内は団体料金 ※土曜日に限り小・中・高校生は無料
- ・公式サイトURL:http://www.kankou-iizuka.jp/denemon/
6.夕張炭鉱
かつての夕張炭鉱跡は「石炭の歴史村」というテーマパークになっています。炭鉱住宅もまだ残っていて、歴史村から臨むことができますよ。歴史村の中心施設「石炭博物館」では、エレベータで地価に降りて、模擬坑道を見学できます。模擬坑道は当時の坑道を利用している上、作業している炭鉱マンの人形なんかもいたりして、かなり臨場感あります。なんとなくスリルも味わえちゃいますよ。
基本情報
- ・名称:石炭博物館
- ・住所:夕張市高松7-1
- ・アクセス:JR「夕張」駅から車で5分、夕鉄バス:バス停「社光」下車徒歩5分
- ・営業期間:平成27年4月25日~11月3日※15名以上の予約で期間外でも受付、10月13日以降、土・日・祝日のみ営業
- ・営業時間:10:00~16:30
- ・定休日:毎週月曜日、月曜が祝日の場合はその翌日(7~8月は無休)、
- ・電話番号:0123-52-3456
- ・料金:おとな1,230円、こども730円
- ・参考URL:http://www.yubari-resort.com/contents/facility/museum/
7.美唄炭鉱
(C)Dddeco(wikimedia commons)
美唄炭鉱は北海道美唄市周辺にあった炭鉱群。炭鉱跡は今は炭鉱メモリアル森林公園となっています。緑の中にそびえる朱色の櫓。なんとも絵になります。美唄炭鉱のために作られた美唄鉄道。廃線となった今も、美唄市東明には旧東明駅の駅舎が残っています。明治らしい建物ですね。
駅舎のそばには蒸気機関車もが寂しげに保存されています。
基本情報
- ・名称:炭鉱メモリアル森林公園
- ・住所:北海道美唄市東美唄町一ノ沢
- ・アクセス:道央自動車道「美唄IC」→道道135号美唄富良野線を我路方面へ約15分
- ・電話番号:0126-62-3137
- ・公式サイトURL:http://www.city.bibai.hokkaido.jp/bibai/1332/
素材提供:トリップアドバイザー