Shinichi Sugiyama
多磨霊園は、東京副都心の新宿から西へ約20Kmの府中市にある都立霊園です。武蔵野と呼ばれる土地にふさわしく、緑が豊かな霊園で、近くには浅間神社が鎮座する浅間山公園や都立武蔵野公園、東京基督教大学などもあります。1.「多磨霊園」とは?
2. どんな魅力が?
多磨霊園の墓所には主に黒松が植えられているのですが、広い道は桜並木になっています。舗装化も進んでいますがお墓の周辺の小道は、まだまだ土や砂利式の道で、自然を感じるのに一役買っています。また、著名人も数多く眠っているので、尊敬する人がいれば墓所の前で手を合わせるのも良いかもしれません。正門脇の管理事務所で園内のマップが貰えるので最初に寄っておきましょう。
3.見どころ・お勧めポイント
様々な墓石、墓所がみられる
通常のお寺などにある仏式の墓石はもちろん、鳥居を構えた神式の墓石や、まるで何かのオブジェではないかと思わせるような不思議な墓石、鉄の扉がついた大きなお社のような墓石も多く存在しています。また、お墓の敷地自体も立派な柵で囲われているお墓もあります。このような珍しいお墓は、霊園の南から北にぬけるバス通りを境にして東側に多いような気がします。
数々の著名人が眠る霊園
昔、墓参の帰りに推理小説家の江戸川乱歩のお墓にお参りしようとしましたが見つからず仕舞いでした。
また、お墓は皆さん芸名やペンネームで作っていないほうが多いと思いますので、お参りされる前にあらかじめ本名を調べておいたほうが良いでしょう。
春の彼岸と桜並木
園内の墓所の周辺は、主に黒松の木が植えられているのですが、霊園を縦横する広い道は桜並木になっています。その年その年によって違いますが、春の彼岸のころには、早い木がちらほらと花をほころばせています。お彼岸過ぎに園内一帯が見事に桜に染まる姿は圧巻です。昔、花屋のおかみさんに聞いたのですが、墓参りの客だけでなく、わざわざ桜を見に足を運んでいる方もおられるとのことでした。また、紅葉の時期も大変美しいです。
また、多磨霊園はいつ行っても、墓参をしている方がいるのですが、その広大さからお彼岸、お盆などを除くと余り人と行き交うことはありません。初めて訪れようと思う方は、どなたかとご一緒されることをお勧めいたします。
4.口コミ
http://www.jalan.net/kankou/spt_13206aj2200123470/kuchikomi/0000905833/?afCd=&ro…
太郎さん、敏子さんと、両親(一平、かの子)のお墓参りのため訪れました。太郎さん敏子さんは「午後の日」という代表作のひとつである彫刻が墓石となっています。
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1060903-d1551267-Reviews-Tamareien_…
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 多磨霊園
- ・住所: 東京都府中市多磨町四丁目628番地
- ・アクセス: 西武多摩川線多磨駅から徒歩5分
- JR武蔵小金井駅南口6番京王バス(京王線「多磨霊園」行)「多磨霊園表門」
- 下車徒歩2分京王線多磨霊園駅北口
- 京王バス(JR武蔵小金井駅北口行きまたは多磨町行)「多磨霊園表門」下車
- 徒歩2分
- ・営業時間: 8:30~17:15(管理事務所)
- 門の開閉時間
- 3月1日~9月30日
- 正門・小金井門:8:00~18:30
- バス通り車止め:8:30~17:30
- 10月1日~2月28日
- 正門・小金井門:8:00~18:30
- バス通り車止め:8:30~17:30
- ・定休日: 12月29日~1月3日(管理事務所)
- ・電話番号:
- ・料金: なし
- ・所要時間: 1時間30分~
- ・オススメの時期: 3月下旬から4月上旬
- ・公式サイトURL:http://www.tokyo-park.or.jp/reien/park/index077.html
景色も美しく、変わったお墓も多い多磨霊園ですが、あくまでも私たちのご先祖様が眠っている場所です。それを念頭に置いて頂き、マナーを守って訪れてくださるようお願いいたします。