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京都の最北端に、浦島太郎の伝説で知られる海があります。その背景となる雲龍山に、幻の滝とも呼ばれる名瀑があるのをご存知ですか?京都の自然200選にも選ばれる、絶景の滝です。岩盤を水が斜めに流れ落ちる姿は遠方からも望むことができます。布引滝とは?
「幻の滝」と言われると、行って見れた時の感動は最高ですよね、とってもいいことがありそうな予感がします。なめらかに滑るように落ちる水の流れは、まさに美しく布を垂れたようです。落差が100メートルってさすがになかなか見ることはできませんよね。標高240メートルの地点に現れる丹後半島最大の滝は、流紋岩の滑らかな岩壁をほぼ垂直に流れ落ち、山の小起伏面から流れ落ちる瀑布は、筒川沿いの国道178号からでもその姿を一望できます。
布引滝の魅力
ものすごい音を立てて、勢いよく落ちる水流が壮観で見事です。 滝前まで行くには、山の斜面の杉林の中を歩かなければなりませんが、その大自然の景色は美しく壮大で神秘的です。運良く、滝が姿を現した時には、国道178号線沿いからでも見え、カメラでも撮影することができます。布引滝のある、雲龍山の山頂からは常世の海を眺めることができます。近年では、地元の方々によって滝直下付近まで下りる道が整備されましたね。なので伊根町のランドマークの一つとして大変親しまれています。滝直下の滝つぼへ行くと轟音が鳴り響き、素晴らしい迫力を感じることも出来ます。また浦嶋神社からで滝が出現したときにはその姿を遠目で見ることも出来ますね。京都にこれほどまでの瀑布があるのは驚きでしたね。ここでは秋の紅葉も見物なのですが、タイミングよく雨が降って幻の滝が見られたらとってもラッキーです。
布引滝周辺のおすすめスポット
宇川温泉 よし野の里
高台にある海が望める温泉で、開放的な雰囲気を味わえます。露天風呂だけでなく、内湯やサウナからも日本海が望めます。朝は清々しい自然が心地よく、夕方には、海から射す夕日を浴びながら入浴でき、至福の癒やしを与えてくれます。目の前いっぱいに大自然の森林が広がり、日本のふるさと、丹後王国1300年の歴史が誇る大地のパワーが受けられます。日本海をのぞむ、京都最北端の街にある温泉ですね。布引滝からちょっと足を延ばして、ここの温泉に浸かって日本海の水平線に沈む夕日を眺めるのは最高のひと時になります。周りには竹林もあり心も体リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。こちらの温泉は疲労回復にとっても効果があると云われていますのでおすすめですね。日帰り入浴も可能な宿泊施設なので自分に合ったスケジュールで訪れることが出来ます。
浦嶋神社
神明造の大きな神殿を構える「浦嶋神社」は、「宇良神社(うらじんじゃ)」と言い、浦嶋子の伝説の浦嶋伝説からの由来で一般には浦嶋神社と称されていますね。この社前には「水之江の里 浦嶋公園」があってそこになんと、浦島太郎が竜宮城から帰ってきた穴!というものがあり、その名も「龍穴」と言います。あれ?浦島太郎って海から帰ってきたのじゃないのでしょうか?と、不思議に思っている方一度訪れて確かめてみてはいかがでしょうか。もしかして竜宮城に行けるかも!しれませんよ。
伊根の船屋
伊根湾に沿って、海辺ギリギリに、まるで家が浮かんでいるように建ち並んでいる民家です。1階が船のガレージ、2階が居間となっていて、全国的にも大変珍らしい独特の建物です。周囲5キロメートルの湾に沿って230軒あまりの舟屋が立ち並ぶ風景は壮観で、重要伝統的建造物群保存地区選定地でもあります。またこの景色はどこか懐かしく、日本の風情を感じさせる美しさが今でも大切に残されていて、伊根町独自の詩情を漂わせています。
背後を山、そして正面にエメラルド色の湾に居並ぶ木造家屋は、1階に船を格納する倉庫になっていて上階を住居としている民家なんです。これって皆さんどこかで見たことありませんか?そう、「ダッシュ島」にあるTOKIOが造った住居ですね。あのダッシュ島の住居は、ここ「伊根の舟屋」をお手本に造られたものなんです。舟屋は江戸時代から続いている漁村の形態で「伊根浦」として国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた場所なんですよ。
口コミ
http://blogs.yahoo.co.jp/kiku99y/22785404.html
http://www.jcp-kyoto.jp/kyoto/taki/26nunobiki.html
■ 基本情報
- ・名称:布引滝(ぬのびきのたき)
- ・住所:京都府与謝郡伊根町本庄上
- ・アクセス:京都丹後鉄道宮津線 天橋立駅 → 丹海バス 浦嶋神社前下車すぐ
- 京都縦貫自動車道 宮津天橋立IC → 国道176号 → 国道178号