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愛宕神社は日本全国に900余りある同名のお宮の本社として知られています。京都市では最高峰である霊山の山頂に位置して、古くから厚い信仰を集めています。地元のみなさんからは「あたごさん」と呼ばれて親しまれてきました。火伏せ・防火の御利益があるとされているお札は、市内の各家庭や飲食店で見つけることができます。そんな神聖な場所の歴史や道のりなどをご紹介したいと思います。訪れる前に知っておいていただきたい情報を集めてみました。
1.地元で愛されている古刹・愛宕神社
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大宝年間に役行者と泰澄が許しを得て愛宕山に神廟を建立しました。その後、和気清麻呂が朝日峰に白雲寺を建立。神仏習合の山岳修業霊場となっていました。戦国時代・明智光秀が愛宕山に参拝し有名な句を残しています。2.多くの人を引きつける愛宕神社の魅力
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924mの高さからは京都市内から比叡山・比良山系を一望できます。ハイキングコースとしてはハードですが、頂上から眺めは最高♪京都市内から約1ヶ月遅れで桜をみることもできます。火の神を祀る愛宕神社は火を好む猪を神の使いとしています。
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3.愛宕神社に行く前にチェックして欲しいポイントはここ!
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山頂までの山道にも名所があります。ここではまず愛宕神社の基本をおさらいをしておきましょう京都の台所の必須アイテム「火迺要慎」のお札(ひのようじん)
http://dejikaji.exblog.jp/18003585/
京都の家庭の台所や飲食店でも「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を見ることができます。このお札は愛宕神社ものです。地元から愛宕さんと親しまれている様子が伺えます。千日詣は一晩で千日分のお参りができる
愛宕神社の「千日詣」は、7月31日から8月1日早朝に参拝すると千日分の御利益があると言われていて、多くの人が訪れます。親しみを込めて「千日詣」と呼ばれていますが正式には「千日通夜祭」といいます。3歳までに参拝すると一生火事に遭わないとも言われています。
明かりのない山道なので道案内が出ています。
登山は大変!でもポイントになる門や目印が癒してくれます
http://whitecaramel.chips.jp/kyoto/atago.htm
781年、愛宕大権現を祀る白雲寺が建立されたましたが明治時代の神仏分離で廃絶されました。黒門はその名残りの惣門です。924mの山頂にあるので、登山の用意が必要になります。長い山道も休憩所や旧跡などを楽んだり、山頂までの距離を教え励ましてくれる看板なども強い味方です。
http://kyouno.com/turezure/20080329_atagoyama-hike.htm
4.大変だけど心の触れ合いが元気づけてくれます
http://www.geocities.jp/kurumilk_web/hyogo/index.html
ここでは実際に参拝した方の声を聞いてみましょう。写真は月輪寺ルートにある空也滝。 http://harutin52.exblog.jp/16064059/
http://minkara.carview.co.jp/userid/169039/spot/78658/
http://www.so-dan.net/hp/bessatsu/ishida_091.html
5.愛宕神社へのアクセス
https://wakasa15thfd.wordpress.com/
清滝のバス停から登山口に入る表参道が一番整備され休憩所もあります。愛宕神社の一の鳥居の畔にある老舗・平野屋は愛宕神社への目印になります。■ 基本情報
- ・名称: 愛宕神社(あたごじんじゃ)
- ・住所: 右京区嵯峨愛宕町1
- ・アクセス: 清滝から徒歩約2時間(表参道)※お奨め
- 水尾から徒歩約2時間(JR保津峡駅下車)
- 櫁原(しきみがはら)から徒歩約1時間30分平野屋から櫁原まで車で30分
- ・参拝時間: 9:00~16:00
- ・電話番号: 075-861-0658
- ・公式サイトURL: http://kyoto-atago.jp/
愛宕神社の歴史や魅力をまとめてご紹介してみました。小さい頃実家の台所にあった「火迺要慎(ひのようじん)」のお札を思い出して、懐かしくなった方もいらっしゃるかもしれませんね。山頂への道のりは結構険しく、気楽に訪れる場所ではありません。道を登った最後にさらに石段があることを知って驚く人も多いようです。いろいろ苦労して行くから御利益が頂けると思って、頑張って下さいね。でも、無理は禁物です。体調を整えてお出かけ下さい!
素材提供:トリップアドバイザー