mrhayata
知恩院に行く途中にある「松風天満宮」。「天満宮」という名前がついていますが、天神様(菅原道眞)を祀ってはいません。平安末期に西行法師が感得したという伝承を持つ天神像に大伽藍営造を祈願し、営造終了後その天神像を知恩院に祀ったのですが、そのときのお社が、神仏習合状態のまま残っているのです。お寺にある神社って不思議!1.「松風天満宮」とは?
2. 「松風天満宮」の魅力
神仏習合のお寺ですね。本来ならば明治になって神仏分離令で廃絶・分離の道を辿るはずだったのですが、知恩院中興のゆかりの天神像を廃絶するには忍びなく、そのまま残って現在に至っています。お寺なのに天神さんなんですよ!ちょっとややこしいですが、本来神様の信仰は土着の信仰だったのですが、そこに新興の仏教が入り込んで、結びついていったという経緯があります。
3.「松風天満宮」の見どころ
日本一怖い狛犬
ここの一番の見所は、なんといっても、日本一(一説には京都一?)怖い狛犬があることです。背筋をピンと伸ばし全身黄色の狛犬は、決まりどうり阿吽の2対になっています。確かに見るものを威圧するような怖さを感じさせます。どことなく沖縄のシーサーに似ていると思うのは私だけでしょうか?ちなみに狛犬は陶器製で昭和初期「藤田文吉」というかたの作だそうですよ。
牡丹の咲く庭
京都の狛犬たち
京都の神社には変わった狛犬たちが他にもたくさんいます。北野天満宮の宝物館前にある狛犬は石膏製で、大鳥居の狛犬の試作品だそうです。地主神社の狛犬は「運慶」が奉納したとか。護王神社は「狛猪」、大豊神社は「狛鼠」などなど・・・京都で狛犬めぐりも楽しいかもしれませんね。4.口コミ
京都一恐い狛犬は松風天満宮