大和ミュージアムとは?
造船などの科学技術を展示するため、日露戦争、日本海海戦から100年目、太平洋戦争から60年目の節目に開館しました。2009年には来館500万人を記録した、今とっても人気のあるミュージアムとして知られています。。
みどころ・オススメのポイント
10分の1の潜艦「大和」
http://www.waterfront.or.jp/portmuseum/blog/blog_diaries/index/day:06/year:2012/…
特別展示ギャラリーでは、艦艇模型がいくつも追加されました。館内には10分の1戦艦大和が展示されており、もはや模型のスケールを超えた模型を見ることができます。大迫力のこの大和の模型はこの大和ミュージアムのシンボルともなっています。
大和ファンだけでなく、その大きさに見た人全てが驚くほど、圧巻の模型になっています。子供さんも大喜びすること間違いありません!
【ヤーロー式ボイラー】
http://romeosierra.at.webry.info/201405/article_3.html
常設展示で建築設備技術遺産に認定されている巡洋戦艦『金剛』のヤーロー式ボイラー。大型のこのボイラーは近くで見ると大迫力!これは、重要科学技術資料の一つとして、当館の巡洋戦艦「金剛」搭載のヤーロー式ボイラーが登録されています。重要科学技術資料とは、国立科学博物館の産業技術史資料センターがこれまで行ってきた所在調査・技術研究を元に、科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの、国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの、の2点を選定基準として決定されています。
【砲弾】
http://noble-scarlet.at.webry.info/200709/article_3.html
零式艦上戦闘機六二型、特攻兵器「回天」十型(試作型)などの砲弾の実物資料を展示しています。展示と共に、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えています。呉で培われた材料をつなぐ技術や目標へまっすぐ進む技術などは、現在の宇宙ロケット製造技術にも引き継がれているそうですよ。戦艦「大和」などで使用された46センチ主砲弾や、戦艦「陸奥」などで使用された41センチ主砲弾をはじめとした各種砲弾や火薬缶なども多く展示されています。
【ゼロ戦】
ゼロ戦の正式名称を「零式艦上戦闘機」。ゼロ戦の大きな特徴は胴体中央下部に250キロ爆弾を搭載可能にしたところ。爆撃機不足のため、爆撃任務にも耐えられるように改良されたのだが、まさに特攻向けでもあったと考えられます。
ゼロ戦62型が製造された頃には日本に勝利の望みはなく、白兵戦に賭けた日本軍の覚悟が伝わってくるように思います。
【人間魚雷「回天」】
人間魚雷「回天」は、人間が魚雷を操縦しながら、目標とする敵艦に体当たりする特攻兵器。「回天」には、一型・ニ型・四型・十型、などのタイプがあり実戦投入されたのは「九三式酸素魚雷」を用いた一型のみで終戦までに約420基が製造されました。
「回天」十型 試作型は潜水艦用の電気推進魚雷である「九二式魚雷」を利用した、本土決戦の近距離用として開発されていましたが、開発途中で終戦を迎え実戦には使用されませんでした。大和ミュージアムに展示される前、もともとは京都の料亭の庭に展示してあったものだそうです。
【戦艦「陸奥」の引揚品】
http://blog.livedoor.jp/fz1_dora/archives/2007-09.html
戦艦「陸奥」は、1921年10月24日に竣工した戦艦「長門」型2番艦。 横須賀海軍工廠で建造されましたが、主砲身など主要な部材は呉で建造され運搬されました。1943年6月8日正午過ぎ、山口県柱島泊地にて三番砲塔付近で 突如爆発事故を起こし沈没。乗員 1,121名の方が戦死しています。大和ミュージアム・玄関広場のレンガパークには、柱島より引き上げられた戦艦「陸奥」の主砲身(四番砲塔左砲)、主錨、スクリュー、主舵、などが展示してあります。
【呉の歴史に触れる】
http://94625880.at.webry.info/201105/article_3.html
明治22(1889)年に呉鎮守府、明治36(1903)年には呉海軍工廠が設置され、戦前は戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港、日本一の海軍工廠の街として栄えました。戦後には、戦前から培われてきた技術が新しい技術と結びつき、世界最大のタンカーを数多く建造する有数の臨海工業都市として発展してきました。空襲などにより荒廃した呉市は、戦後、平和産業港湾都市としての復興をめざし、世界的な造船のまちとして名を馳せ、科学、技術、製造、文化など多方面での発展をしました。
【船の仕組みを体験してお勉強】
http://yamato-museum.com/%E9%A4%A8%E5%86%85%E6%A1%88%E5%86%85/3f-c-%E8%88%B9%E3%…
大和ミュージアムの3Fでは、操船シミュレーターのほか、波の性質を学べる実験水槽、科学の不思議を体験するサイエンスショーや工作教室などで楽しく学ぶことができます。船が浮くしくみを勉強できたり、船を実際に作ってみたり、プロペラの動きを勉強してみたり、船を操縦してみたりと船についての色々な体験ができる場所になっています。子供さんも手軽に体験できる施設になっていますよ。
【サイエンスショー&ワークショップ】
http://asobii.net/%E3%81%AA%E3%81%8B%E9%81%8A%E3%81%B3/%E6%A8%AA%E6%B5%9C-%E3%82…
毎週土日の週末には、サイエンスショー&ワークショップが行われています。夏には水を使った実験などを行っているので、涼しく楽しくショーを楽しむことができます。毎月新しい科学ショーやワークショップをやっているので、その都度違った楽しさを感じることができます。また、何よりも嬉しいのが無料で体験することができること!家族皆で訪れてぜひ楽しんでみてくださいね。
【潜水調査船「しんかい」】
https://www.youtube.com/watch?v=YtsevgG8I3I
潜水調査船「しんかい」は、1968年に竣工した、戦後初の本格的潜水調査船で、科学技術庁の予算で建造(海上保安庁所属)されました。2個の球状耐圧殻を交通筒で結んだ構造になっており、そのうち前方の球殻に操縦員2名、観測員2名が搭乗します。耐圧殻はNS46調質高張力鋼製で、最大潜航深度は600メートル。1977年に退役した後は、長らく「海上保安大学校」に保存展示されていましたが、2005年、「大和ミュージアム」に移設されました。
【呉港を一望「展望テラス」】
http://yamato-museum.com/%E9%A4%A8%E5%86%85%E6%A1%88%E5%86%85/%E3%81%9D%E3%81%AE…
大和ミュージアムの4階には展望テラスがあり、そこからは呉港を一望できます。晴れている日は、海の向こうまで見えてとてもきれいだと評判です。かつて戦艦「大和」を生み出したドック跡や、巨大なタンカー、数多くの行き交う船など、呉らしさを最も感じることができる景色のひとつとなっていますよ。運が良ければ航行中の潜水艦の姿も見ることができます。
【オリジナル商品多数?ミュージアムショップ】
http://yamato-museum.com/%E9%A4%A8%E5%86%85%E6%A1%88%E5%86%85/%E3%81%9D%E3%81%AE…
1階エントランスにあるミュージアムショップでは、戦艦「大和」に関する書籍や模型をはじめ、展示に関連する商品を中心に販売しているので、自分への思い出として好きな模型を購入して帰ることができますよ。もちろん、お菓子や小物雑貨なども揃っていますよ。お子さんへのお土産として喜ばれるものも多いので、ぜひ立ち寄ってみてください。
【海軍カレー】
http://blog.livedoor.jp/tosakatsuo/archives/33455812.html
大和ミュージアムの中にあるビーコンというレストランで、海軍カレーを食べることができます。海軍カレーには2種類あって「水兵さんのカレー」と「士官カレー」があるのですが、どちらかというと「士官カレー」のほうが高級感があります。もちろんカレー以外にも新鮮な魚介類や地元の野菜をふんだんに使った美味しい料理が揃っているので、ランチタイムにぜひ立ち寄ってください。
大和ミュージアム周辺のオススメスポット
呉の歴史を語り継ぐ「入船山記念館」
http://www.kankou.pref.hiroshima.jp/sys/data?page-id=3827
大和ミュージアム近くにあるのが、入船山記念館です。ここは旧呉鎮守府司令長官官舎(平成10年国重要文化財指定)を中心に、郷土館、歴史民俗資料館(近世文書館)等があり、呉の歴史をたどるにはまたとない施設です。 美術館とともに入船山公園の文化ゾーンを形成しています。公園は自然豊かでとってもすがすがしい気持ちになれると評判です。
■ 基本情報
- ・名称: 入船山記念館
- ・住所: 呉市幸町4番6号
- ・アクセス: 広電バス・昭和町経由・音戸倉橋方面「眼鏡橋」バス停下車、徒歩約3分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0823-21-1037
- ・料金: 一般 250円、高校生 150円、小・中学生 100円
- ・所要時間: 1時間
- ・公式サイトURL: http://irifuneyama.com/
海上自衛隊を理解する「てつのくじら館」
http://tri-x.cocolog-nifty.com/blog/cat41221242/index.html
てつのくじら館は、日本で初めて、実物の巨大潜水艦を陸上展示する博物館です。「潜水艦の発展と現況」や「掃海艇の戦績と活躍」などに関する歴史的な資料を通して、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館です。 陸揚げされた実物の巨大潜水艦に乗艦することもできて、艦内には、艦長室や士官室などの艦内生活の一部が再現され、潜水中の環境や生活を疑似体験できるほか、潜水艦の構造を実際に見て、触れて、体験できるという資料館になっています。
■ 基本情報
- ・名称: てつのくじら館
- ・住所: 所在地 呉市宝町5-32
- ・アクセス: JR呉駅から徒歩約5分、または、広電バス宝町中央循環線「ゆめタウン・大和ミュージアム前」下車、徒歩約1分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0823-21-6111
- ・料金: 無料
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/
松本零士氏の「ヤマトギャラリー零」
http://tamaamp.exblog.jp/14612976
松本零士氏の人間力、創造力、受容力の魅力に触れ、誰もが等しく与えられているチャンスを生かす、「夢に向かって生きる」ことを学ぶ場をつくりだすことをコンセプトにしているのが、ヤマトギャラリー零です。松本零士の作品や宇宙等に関する書籍を自由に読めるコミュニティカフェ、子供たちの創作活動等にご利用いただける多目的ルームもありますよ。
■ 基本情報
- ・名称: ヤマトギャラリー零
- ・住所: 呉市中通3丁目3-17
- ・営業時間: 10:00〜17:30
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0823-36-3902
- ・料金: 一般(大学生以上)300円、小中高生200円
- ・所要時間: 1時間
口コミ
某研究筋の人曰く、よその国では戦争系の博物館に行けばその国のアイデンティティーが見えるという。広島の原爆平和資料館と呉の大和ミュージアムはまさにその一形態だと思う。 — かるぴす☆たいむ (@calpistime) 2015, 4月 27 ひさしぶりに大和ミュージアム行ってきた。 四式射爆照準器、実物は以前のイメージよりなんか大きく感じた。 pic.twitter.com/cQpl8mCwlw — Hanzo Hattori (@343kuTuRuGi) 2015, 4月 26
【余談】 大和ミュージアム内で一際目を引く1/10大和の模型ですが、館内には他の観戦模型もたくさん。 pic.twitter.com/yQ9Ry1o23X — 関西大学模型同好会 (@KUModelClub) 2015, 4月 28
「大和ミュージアム」についての詳細 ・基本情報
http://1-2-no-3.cocolog-nifty.com/himajin/2007/06/post_9cac.html
■ 基本情報
- ・名称: 大和ミュージアム
- ・住所: 呉市宝町5-20
- ・アクセス: 呉中央桟橋ターミナルの西隣、JR呉駅から徒歩約5分
- ・営業時間: 9:00~18:00(展示室への入室は17:30まで)
- ・定休日: 火曜日(祝日の場合は翌日休館)
7月21日~8月31日と12月29日~1月3日は無休 - ・電話番号: 0823-25-3017
- ・料金: 一般(大学生以上)・・・500円
- 高校生・・・300円
- 小・中学生・・・200円
- ・公式サイトURL: http://www.yamato-museum.com/