中秋の名月あなたは誰と見上げますか？京都の有名観月スポットイベントをご紹介！

段々と秋の気配を感じてくる時期になってきました。秋と言えば食欲の秋ですが、たまには粋な夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか？京都には『中秋の名月』を見上げるにふさわしい場所がたくさんあります。そんな素敵な場所でゆっくりとした大人の時間を過ごしてください。お勧め名月スポットご紹介します！

1.大覚寺・大沢の池『観月の夕べ』

大覚寺は平安時代に建立された天皇家ゆかりのお寺です。あの、生け花発祥の地だそうで、嵯峨御流の家元でもあるということです。1200年以上の歴史ある大覚寺とそのそばにある大沢の池で、ゆっくりと散策しながら、夕暮を待つというのもいい時間だとおもいますよね。


中秋の名月の日には毎年『観月の夕べ』が開かれており、見上げる月と池に映る月を同時に楽しむことができます。名月を見ながら、舟遊びもできるので、平安ロマンをすこし味わってみてはいかがでしょうか？今までにない体験ができますよ。

2.妙心寺塔頭 退蔵院『中秋の名月に観月茶会』

史跡名勝・枯山水庭園『元信の庭』や、池泉回遊式庭園『余香苑』があり、風光明媚という言葉が似合うお寺です。枯山水と名月なんて素敵じゃないですか。日本人でよかったという気持ちが湧いてくるようですよね。

『中秋の名月に観月茶会』では、月見をしながらお茶会を楽しむことができます。副住職様のためになるお話を聞いたり、美味しいお菓子を頂いたりしながら楽しい時間を過ごしてください。落ち着いたカップルには素敵なデートになると思いますよ。

3.上賀茂神社『賀茂観月祭』

世界文化遺産の上賀茂神社は雷様が神様なのだそうです。怒られないようにしないといけませんね。カミナリの力であらゆる悪いことを打ち砕いてくださることで有名で、身に降りかかる災難を打ち砕いてくださるありがたい神様なのだそうです。
馬場殿にて、『賀茂観月祭』が開催されます。和太鼓演奏や、神事が行われたあと、フォークソングやニューミュージックなどの奉納演奏が行われます。ほかの神社やお寺とは違いにぎやかに行われるようです。月見団子や、濁り酒の振る舞いもあり、ほろ酔い気分で楽しくお月見ができますよ。

4.神泉苑『観月会』

なんとあの紫式部が宴をしたり、源義経が立ち寄ったりしたのがこの『神泉苑』なんです。有名な歴史上の人物が立ち寄っていた所なのです。1200年以上の歴史ある広い庭園があり、平安時代の華やかさを今も見ることができるなんて素敵ですよね。あの、歴史上のプリンスと文豪も見た景色が見れるということです。

観月会では、本堂で観月法要が行われ、船上茶席や、特別観月会が行われたりとゆっくりライトアップされた庭園と名月を鑑賞することができます。少し色づき始めた紅葉や、綺麗に整備された庭園を船の上から眺めて、お茶を頂くなんて、平安時代の優雅さを体験しているようなものですよね。

5.平野神社『名月祭』

奈良時代に創建されたとされている神社です。やはり京都は歴史ある神社が多いですね。国指定文化財にも指定されている社殿は、当時の繁栄を物語っているようです。こちらをお参りになると、活力や元気がみなぎるということも言われていて、色々なことで元気が出ないかたは参拝されてはいかがでしょうか？
名月祭では、琴の演奏や、日本舞踊、雅楽の演奏など日本古来の文化を見ることができ、名月と共にしっとりとした時間を過ごすことができます。また、御茶席も用意されており、ほっと一息つくこともできます。

６．八坂神社『祇園社　観月祭』

京都観光といえば、八坂神社！というぐらい有名な八坂神社。女性たちにはやはり、恋愛パワースポットとしての参拝も多いのではないでしょうか？歴史も古く、八坂神社と名前が制定される前から『祇園さん』として地元の方々に親しまれてきました。
祇園社観月祭は、舞殿で神事が行われたあと、雅楽の演奏や祇園太鼓の演奏など、観月に合わせて色々な催し物が披露されます。いつもだったら、夕方４時半には閉門されてしまうのですが、この日は折る遅くまで開門されているので、夜の八坂神社を楽しんでください。

７．松尾大社『観月祭』

なんと飛鳥時代が起源ともされている松尾大社。日本酒の神様としてもゆうめいなのだそうで、境内にはたくさんの酒樽が奉納されているのだとか。また、御鎮座されている神様が夫婦仲が良い神様だそうで、良縁や、安産の神様でもあるそうです。


お酒の神様だけあって、観月祭では月見酒まんじゅうや、振る舞い酒が用意されており、じっくりとお酒を味わいながらゆっくりと名月を見ることができます。運転される方は、お茶やジュースで我慢してくださいね。お酒を飲み、月を見ながら愛を語り合うのもいいですね。

８．下鴨神社『名月　管弦祭』

こちらも世界遺産下鴨神社。サッカー日本代表の胸にあるエンブレムの八咫烏（やたがらす）もお祭りされている神社です。サッカーを上手になりたい子供たちを連れてお参りするのもいいかもしれませんね。歴史自体もすごい古く紀元９０年からとか、６００年代という説もあります。
名月管弦祭では、珍しい平安貴族の舞が披露されます。平安貴族ってどんな衣装を着ていたのでしょうか？普段見ることができない歴史的希少価値があるものをゆっくりと眺めて、心豊かに過ごしたいものですね。

９．京都府立植物園『名月鑑賞の夕べ』

京都府立植物園は、四季折々の花たちが咲き誇り、身近なお花からすごく珍しい植物までたくさんそろっています。温室もすごく広くて、雨が降っても温室でゆっくりと植物たちと触れ合うことができます。また、色々なアート展示や植物の育て方を教えてもらえたりと楽しいことがたくさんあります。

名月鑑賞の夕べでは、大芝生地にステージが設置してあり、そこでミュージシャンによる演奏がされたり各種イベントが開催されています。あえて席は設けてはなくて、芝生の上で思い思いのスタイルで過ごすことができます。観月の夕べの時は入場料も無料なんだそうで、お気軽に行くことができますよ。

１０.智積院『観月会』

行くまでは『ちせきいん』だとおもっていました。『ちしゃくいん』なんですよ。庭園が有名でなんと桃山時代に作られた庭園なんだそうです。すごい素敵で、ずっと眺めて色々な心のなかのものをきれいにしたいと思いました。傷心の方にも、これから新しく進みたい方にもよいかと思います。
観月会は、僧侶さんたちのお経や、瞑想などがあり、そのあとコンサートが開かれます。観月会に参加するには、お弁当月のチケットか、宿泊プランのチケットがいるので、早めに予約を入れておいた方がいいですよ。

【すべてのイベントに参加するのは難しいかもしれませんが、みんな言ってみたい観月会ばかりですよね。時間を変えて色々回ってみるのもいいかもしれませんね。それぞれのスタイルにあった場所で美しい月を見上げてみましょう】