北九州市の小倉の事がわかる21のまとめ

福岡県にあるもう一つの政令指定都市・北九州市。１番の繁華街でもある小倉は、城下町の名残と近代的な面を併せ持った素敵な街です。観光はもちろん、絶品グルメもいっぱい♪今回は、福岡市にも負けない小倉の魅力についてご紹介します。

■どこ？どんなとこ？

小倉は、福岡県の北部位置する北九州随一の繁華街です。北九州の玄関口である小倉駅付近には、ファッションビルや大きな商店街があり、毎日幅広い年齢の人で賑わう姿が見られます。尚、この商店街は、日本で初めてアーケードが付けられたという事でも知られているんです！

小倉の象徴とも言えるモノレールが頭上を行き交い、街のいたるところには歴史的名所もあるという新しい物と古い物が混在した景観がとっても魅力的です。

■小倉の歴史を感じるスポット

 小倉城

1602年に細川忠興が築いた小倉城は、最上階の5階部分が4階よりも大きい「唐造り」が特徴。当時から、全国的にも珍しい造りのお城として全国的にも有名で、現在でも小倉城の見どころの1つとなっています。

城内には、小倉の街を再現したジオラマを始め、七不思議を体験できるコーナーや、ＣＧ映像、実際に大名カゴに乗ることができるコーナーなどもあるので、小さなお子さんでも十分に楽しめる内容となっています。お城の周辺は春になると桜が咲き誇り、桜の名所としても人気のスポットです。

小倉城庭園

小倉城の脇にある小倉城庭園は、小倉城の藩主・小笠原氏の別邸だった庭園と武家屋敷を復元したもの。手入れされた庭園で、四季折々の草花を愛でるのもおすすめですが、こちらではお抹茶や和菓子を頂ける体験コーナーもあるので利用されてみてはいかがでしょうか？

日本の昔ながらの生活や礼儀作法などを学べ、有意義な時間がきっと過ごせますよ♪

常盤橋

小倉城のすぐそばを流れる紫川にかかる「常盤橋」。江戸時代に、紫川の西と東をつなぐ重要な役割を果たしていました。また、それだけではなく、小倉から九州各地に広がる「長崎街道」「中津街道」「門司往還」「秋月海道」「唐津街道」の五街道の起点・終点としての要所だった場所でもあるのです。

尚、常盤橋の特徴は、当時の橋の姿を再現した木製！欄干と橋げただけではなく、床面も木の板で造られているので、歩くたびに味のある音が鳴り響きます。

松本清張記念館

北九州出身の芥川賞作家・松本清張の業績を称える記念館。氏の作品はもちろん、生涯を記した年表、肉筆の年表などもあり、映画化された作品の紹介コーナーなど、興味深く見ることができます。

また、特に松本清張のファンではなくてもじっくり見てもらいたいのが、東京の自宅を再現したコーナー。当時の書斎の様子を再現し、3万冊の蔵書やタバコで畳を焦がしてしまった跡など、臨場感を感じることができる展示が魅力です。

八坂神社 例大祭　小倉祇園太鼓

日本三大祇園の1つで、小倉を代表するお祭り「小倉祇園太鼓」！毎年7月の第3土曜日・日曜日の2日間に渡って開催され、小倉の街が大いに賑わいますよ。

7月に入ると太鼓の打ち初め式が行われ、小倉の街には太鼓の音が鳴り響きます。小倉っ子はこの音を聞くだけでそわそわわくわく♡本番で若衆が、山車に設置された太鼓を威勢よく打ち鳴らす姿には、思わず圧倒されてしまうほど。390余年もの歴史のあるお祭りのリズムを、是非体感してみてください♪

■小倉の自然を感じるスポット

羊群原

日本有数のカルスト台地の平尾台。南北6km・東西2kmに広がり、規模は九州最大です。特に春から夏にかけては広～い台地に緑が覆い茂り、美しい景色を楽しむことができます。また、至るところに点在する白い大きな石は、石灰岩が溶けずに地表に残ったもの。

遠目で見ると、まるで羊が群れをなしている様に見える景色は「羊群原」とも呼ばれ、台地全体は国指定の天然記念物となっています。

千仏鍾乳洞

平尾台で忘れてはならないのが、平尾台の地下にある「千仏鍾乳洞」！夏の熱い日でも、中に入るとヒンヤリとして、エアコンが効いているのかと勘違いしてしまうほどの涼しさなのです。

鍾乳洞の途中からは、水の中をジャブジャブと歩いて進むようになっているので、とっても気持ちよくちょっとした体験気分が味わえるのでおすすめです。チャレンジしたい方は、短パンとゴムぞうりをお忘れなく！

菅生の滝

小倉南区にある「菅生の滝」は、北九州市の滝の中でも最大の落差を誇るダイナミックな滝！滝は三段に分れていて、中でも1番大きい滝はなんと30メートルもあります。

滝が勢い良く流れてくる姿はダイナミックで、見ているだけで涼しくなりますよ。流れ自体はとても優しく、夏には水遊びもできる避暑地として人気のスポットとなっています。

紫川

小倉の中心地を流れる紫川は、小倉のシンボルの1つ。大型商業施設やビル、芝生公園の傍を流れる様が小倉の風景となっています。

近年、中心地の紫川付近の活性化を目的に、定期的にイベントなどが開催されて、以前よりも紫川は注目されています。特に冬のイルミネーションは、様々な趣向が凝らされ、毎年多くの人が賑わう超目玉のイベントです。

小熊野川

小熊野川は、小倉北区でホタルが観賞できる川として知られています。30年以上も前から住民らにより、ホタルを保護する活動が行われているお陰で、300頭以上ものホタルが飛び交う様子が見られます！

その様子は、思わず住宅街の中にいることを忘れてしまいそうな幻想的な光景です。すぐ近くにある「ほたる館」では、1年中生きたホタルが光る貴重な姿をみることができるので、シーズン外はこちらもおすすめです。

■小倉の熱気を感じるスポット

 旦過市場

北九州市民の台所と言っても過言ではない「旦過市場」。足を踏み入れると、タイムスリップしたような懐かしい気分を味わえます。市場に並ぶのは、地元で採れた野菜や魚を始め、北九州の郷土料理のお惣菜など、何でも揃います。もちろん味はお墨付き！

お店の人と楽しい会話をしながらする買い物は、昔ながらのスタイルでありながらとっても新鮮な気持ちで楽しめます。また、近年新たにオープンした「新旦過」は、若い人をターゲットにしているおしゃれな飲食店街として新たな魅力を味わえます。

小倉競馬場

九州で唯一中央競馬が開催される「小倉競馬場」は、モノレールの駅のすぐそばという好立地が魅力です。場内はとても綺麗で、飲食店なども揃っているから、単に競馬場の見学をするために足を運んでも十分に楽しめますよ。

芝生広場もあり、休日ともなると家族連れの姿をチラホラ見かけることも珍しくはありません。きっと競馬場のイメージを大きく覆すこと間違いありません。

■小倉グルメ

 名物！焼きうどん

焼きうどんって、実は小倉で誕生した食べ物だという事は知っていましたか？始まりは終戦直後に、鳥町食道街の「だるま堂」の店主が、焼きそばの麺が無かったので、かわりに乾麺を湯がいて使ったところ、大好評だったということがきっかけなのだそう。

現在、焼きうどんが食べられるお店は増えましたが、せっかく小倉に来たのなら「だるま堂」で老舗の味を堪能しちゃいましょう♪

 老舗　湖月堂の栗饅頭

小倉を代表する銘菓と言えば湖月堂の栗饅頭！つやつやとした小判型のお饅頭をひと口齧ると、中にはしっとりとした優しい甘さの白餡と、栗の食感が口いっぱいに広がります。上品な美味しさは、老若男女を問わず誰にでも好まれる味。

あの森鴎外が食したという事でも有名です。小倉に来たら、買わずには帰ることができないオススメの1品です。

■アクセス

【飛行機】
羽田空港から北九州空港まで約1時間半(JAL・ANA・スターフライヤー)

【新幹線】
東京駅から小倉まで新幹線で約5時間10分
新大阪駅から小倉まで約2時間20分
博多駅から小倉まで約20分

素材提供：トリップアドバイザー