無人島という言葉には、どことなくミステリアスな響きがあります。沖縄にある「敷地島」は車で行ける無人島です。探検隊を気取るのもいいですね。
敷地島は沖縄本島中部うるま市屋慶名地区にあり、沖縄本島と藪地大橋で渡れる無人島です。面積は0.62平方キロメートルと小さい島で、300年前に住民は本当に移住し、島の一部が農地とし残っています。
島には、サトウキビ畑のほか「ぎんねむ(ネムノキに似た落葉低木)」や「アダン」の木が茂り沖縄の自然が楽しめます。
藪地の入り口の山沿いにはギンネム(ネムノキに似た常緑低木)が無造作に生えています。ギンネムは沖縄本島では草のような植物ですが、自然の状態で放置すると1.5m~2mの木のようになってしまいます。年間をつうじて白い花を咲かせますので、タイミングが良ければ一面白い島を見ることができるかもしれません。
藪地島とは?
藪地島の魅力
この島は観光スポットとして派手な島ではありませんが、建物もなく、海と畑、草木だけの島で、時間がゆったりと流れている別空間を体感できるスポットです。島には、サトウキビ畑のほか「ぎんねむ(ネムノキに似た落葉低木)」や「アダン」の木が茂り沖縄の自然が楽しめます。
敷地島の見どころ
ジャネー洞(ジャネーガマ)
島の南南端に、沖縄県最古の土器が発見された住居跡であるジャネー洞があります。ヤブチ洞窟遺跡とも呼ばれ、洞窟の前には拝所が設けられていて、祖先発祥の地とした信仰の場所でもあったようです。この洞窟から発掘された土器はヤブチ式土器と言われ、縄文時代草創期のものと言われています。ギンネムの森
無造作に映えるアダン
島の海側にはアダンが無造作に生い茂っています。アダンは高さ2~5メートルほどの常緑の小高木です。葉にはトゲがあるため近づくのは勇気がいりますが、成長とともに太い枝が横に伸び、そこから気根(地上の根)を垂らしますので、離れてみれば南国の風景を感じられます。 また直径15~20㎝のパイナップルに似た果実をつけますので見ごたえがあります。ビーチ
島には手つかずの白い砂浜が広がっています。あまり広くはありませんが、監視員や施設のない自然のままのビーチですので、貸し切りのプライベートビーチを楽しめるかもしれません。また、自然のままの砂浜で、珍しい貝原も見つけてみましょう。うるま市勝連城跡(600年前の歴史を体感)
勝連半島の付け根部にある丘陵に、自然の断崖を利用した難攻不落の城として有名な勝連城跡があります。昭和47年には国の史跡に指定され、平成12年には首里城跡などとともに、琉球王国のグスク(御城)及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。世界遺産では首里城がよく知られていますが、勝連城跡はまだまだ認知度が低いので、今の内がお勧めです。■ 基本情報
- ・名称:敷地島
- ・住所:沖縄県うるま市与那城屋慶名
- ・アクセス:那覇バスターミナルから与勝線屋慶名バスターミナル行きで1時間30分、
- 東屋慶名下車、島の入口まで徒歩10分
- ・営業時間:全日入島自由
- ・電話番号:うるま市 098-974-3111(代)
- ・料金:入島自由
- ・所要時間:1時間
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL:うるま市http://www.city.uruma.lg.jp/