the.Firebottle
数ある航空祭の中でも不屈の人気を誇る「小松航空祭」。約10万人が住む小松市に、たった1日だけで約15万人が集まる壮絶なイベント。ミリオタでもなく、飛行機の知識もない主婦が、子ども達に特別な体験をさせたい!と意気込み子どもを3人連れて行ってきました。実際行ってわかったこと、失敗談からの改善案、などママ目線での体験談レポートです。1. 事前準備、情報収集はぬかりなく
ただ、無理は禁物!遠方からわざわざ行くならもちろん基地内で!と思いますが、前日、もしくは数日前に行われる本番さながらの予行演習を見て雰囲気を味わうのもいいかもしれません。
2.早朝一番に会場入りする
お目当の飛行機や演目があるなら、その時間だけ行く、という手もありますが、移動には倍以上の時間がかかると考えていた方がいいです。基地周辺に「公式」駐車場はなく、準備されている臨時駐車場から基地までも4キロほどあります。臨時駐車場から出るリムジンバスにも長蛇の列ができますので朝一番をおすすめします。また農道に路駐されている車も数多くありますが、近隣住民に迷惑がかかりますのでやめましょう。混雑を避ける為、私たちは朝6時45分に基地から6キロ離れた隣町のキャンプ場までタクシーに来てもらいました。このタクシーも1ヶ月前に予約。タクシーのドライバーさんによると早い人はこれより1時間前に会場入りしているとか。2015年の航空祭スタートはAM7時45分でしたが、7時15分に開場入りした時でもすでに人だかりが!ゆっくり楽しむには、とにかく朝一番に会場に入り、日陰のある静かなスポットでレジャーシートやイスで場所取りをして、そこで子ども達とゆっくりした方がいいのかもしれません。混んでいますが、基地内も広いので、くつろげる場所もあります。
3.絶対、運動靴!!
小さい子どものいるママなら当たり前かもしれませんが、運動靴、ズボンが最善です。たまにヒールで来ている方もお見かけしましたが、自殺行為です。帰りの道中、悲痛な顔で靴をぬいで呆然としている方もいらっしゃいました。4.水分、おやつ、耳栓は必需品。
飲食店ブースがあるから、ま、大丈夫、とタカをくくってはいけません。早朝の時間ならまだマシですが、お昼前には飲食ブースには長蛇の列ができます。荷物にはなりますが、できる限り子どもの食事、水分は持って行った方がいいと思います。周囲3キロにコンビニはありません。また、戦闘機が音より早いスピードで空を駆け巡る姿は圧巻ですが、同時に爆音もハンパありません。小さな子どもはびっくりしてしまうかもしれないので、念のために耳栓持参もおすすめします。http://tharadaa5.blogspot.jp/2014/09/2014.html
5.コンパクトサイズのイス、レジャーシートが便利!
指定場所以外での脚立、椅子及びレジャーシート類の使用を禁止、とあったので、基本的にレジャーシートはダメなのだと勝手に思っていました。エプロン(飛行機が離着陸したりする場所)前は禁止ですが、その他の場所はみなさん、レジャーシートを広げて寛いでいました。私たちはエプロン右横の一番前を確保。混雑しすぎず、でもしっかりとパフォーマンスも見られるいい場所でした。ベビーカーをもって、場内をウロウロするのは効率的でなかったので、主人と交代で子ども達を連れていきました。
6.トイレは早めに!
場内にお手洗いはたくさんありますが、それ以上に人の数も多いです。ギリギリまでガマンせず、行きたくなる30分前には行っておいた方がいいかもしれません。7.スケジュールをネットで確認。優先順位を決める。
航空祭に行くのは初めてで、どこに何があって、何が面白いのはよくわかっていませんでした。朝一番にいけたので、それでもなんとか回ることができましたが、できることなら優先順位を決めて行った方がいいかもしれません。コックピットに乗れたり、ユニフォームを着れたり、飛行機好きの子どもなら大喜びするイベントが目白押しです。計画的に回りましょう。8.身体障がい者、後期高齢者の方、妊婦さんは基地内駐車場利用可
事前に申請をしておけば、駐車券を持っている人のみ基地内での駐車が可能となります。ただ、帰りは周辺が大混雑するので車内で長時間待たないと行けないかもしれません。早めに会場を出るのも得策です。9.帰宅は早めに。
一番人気、午後のブルーインパルス終了後に会場を後にする人が続出します。私たちも終了直後に出ましたがすでに人の波が出口に向かっていました。朝早くからの行動で疲れが出たのか、愚図る子ども、イライラする大人たちの姿も見えました。混雑を避けるためにブルーインパルス終了前に思い切って帰宅する、というのも得策かもしれません。もしくはバスやタクシーに乗るために長時間並ぶ覚悟で子ども達が退屈しないようにオヤツやおもちゃを持たせ、トイレも済ませておくことをおすすめします。私たちは基地を出てすぐにタクシーを呼ぼうと思いましたが、その時間帯、小松基地周辺までタクシーは来てくれないそうです。少し歩いて別の場所で再度電話をかけましたが、その頃にはタクシーは全てアウト。1年で一番忙しい日だそうです。車の大渋滞に巻き込まれるくらいなら歩こう!と結局私たちは合計6キロを約2時間かけて子ども達と一緒に歩きました。体力に自信のない方はオススメしません。最寄駅の小松駅までは4キロほど。健康な大人の足なら歩ける距離ではありますが、小さな子どもがいるならワゴンやベビーカー、もしくは折り畳み式自転車を利用しましょう。10, 航空祭当日は諦めて宿泊する
航空祭当日は朝から小松I.C.周辺は大渋滞するそうです。子連れでの大渋滞は本当にキツイですよね。経済的、時間的に余裕があるなら、周辺で一泊して、ゆっくり帰ることをおすすめします。周辺宿泊施設も満員になることが多いので予約はお早めに。私たちは隣町のキャンプ場に2泊しました。小松市には無料で遊べる「航空プラザ」「コマツの杜」など乗り物好きの子どもにはうれしいスポットがいっぱいですよ。子連れでの航空祭、いろいろ大変なことはありましたが、行ってよかったと思います。あの迫力、臨場感、かっこよさは、生で見ないとわかりません。日本の防衛の現状を知るためにも、現場の声を聞く、いい機会かもしれません。小松航空祭、おすすめです!