北海道室蘭市のおすすめ観光スポット５選。旅行で絶対行きたい名所を紹介

北海道の南西部にある室蘭市。アイヌ語の「モ・ルエラニ」（小さな坂道の下りたところ）がその名の由来となっています。鉄鋼業を中心とした工業都市で、市内の工場夜景は「全国5大工場夜景都市」になっています。今回はそんな室蘭市のおすすめ観光スポットをご紹介します。

地球岬

アイヌ語の「ポロ・チケプ」（親である断崖）に由来したチキウ岬から転化し、今では地球岬と呼ばれ親しまれています。太平洋に面する約14kmに渡って海抜100m前後の断崖絶壁が連なる景勝地で、室蘭八景のひとつとなっています。

北海道の自然百選などに選ばれており、絵鞆半島の最南端から太平洋に突き出たこの岬の展望台からは、遠く駒ケ岳や下北半島を望むことができ、地球の丸さを感じることができます。周辺には森林浴コースや散策路もあり、毎年元旦には初日の出をみるために多くの観光客が集まります。

市立室蘭水族館

1953年に北海道最古の水族館としてオープンした歴史のある水族館です。室蘭近郊や北海道内、本州に生息する珍しい熱帯魚など約130種4000点の生き物を飼育展示しています。1Fには半円形の水槽など24の水槽があり、2Fには9つの熱帯魚展示室で熱帯魚の展示を行っています。

冬季中は閉館するため、4月から10月のみの営業になりますが、ペンギンの行進やトドのショーなどが人気となっていて、夏祭りなど家族で楽しめるイベントがあります。敷地内には遊具施設もあり、メリーゴーランドや観覧車などの有料遊具がありますよ。

白鳥大橋

構想から約40年の年月を経て1998年に完成した全長1380mの東日本最大の吊り橋で、その名の通り白鳥が羽根を広げたような形の白い橋です。日没から深夜12時まではライトアップされるため、昼間とは違ったその幻想的な景観は人気の夜景スポットにもなっています。

室蘭市内のどこからでも眺めることができますが、白鳥湾展望台、潮見公園展望台、祝津公園展望台などの展望台からはそれぞれ違った姿を見ることができます。通行無料の橋ですが、自動車専用で駐停車禁止なので気を付けてくださいね。

トッカリショの奇勝

アイヌ語の「トカル・イショ」がその名の由来となっており、アザラシの岩という意味のトッカリショは絵鞆半島の東端にあります。来のように昔は多くのアザラシが集まる場所だったのでしょう。海抜80mほどの奇石、断崖とその上の広がる緑の絨毯が織り成す景観は室蘭八景のひとつにもなっています。

アザラシは春先にたまに見かけることがある程度になってしまいました。昼間の青と緑の景観も素晴らしいですが、夜景も絶景です。月明りに照らされた断崖絶壁は幻想的な雰囲気です。秋から冬にかけては漁船がイカを集めるために灯す漁火を鑑賞することもできますよ。

室蘭市青少年科学館

昭和38年に北海道の科学館第1号として開館した科学館で、館内には各種科学・理工関係の展示品やプラネタリウムがあります。子供たちが科学に興味を持つように「みて・ふれて・つくって・なっとく」をテーマに実際に自分で実験や工作ができるイベントが毎週末開催されています。

1階には紙工作コーナーなど作って遊べるコーナー、3Dシミュレーターなど職員の手作りのブースがあります。2階には小型飛行機の操縦シミュレータや宇宙に関する展示など、3階には地元産業に関する展示があります。

いかがでしたか？室蘭八景や白鳥大橋、自然の景観を楽しめるスポットから道内初の科学館や水族館など、ぜひ一度訪れてみてくださいね。