雄琴温泉の旅はここから！琵琶湖を眺めながら、おごと温泉観光公園でリラックス。

おごと温泉は平安時代初期の僧・最澄によって開かれたと伝えられている滋賀県最大の温泉地です。琵琶湖西岸に位置していて、比叡山から最も近くにある温泉としても知られています。1,200年もの歴史がある温泉地に日帰りでも気軽に立ち寄れる「おごと温泉観光公園」があります。琵琶湖を散策した時にちょっと足をのばして立ち寄れる便利なスポットを紹介します！

琵琶湖南部の観光に出かけて、ちょっと立ち寄るにはとっても便利な雄琴のおごと温泉観光公園は、旅先での一休みリラックスタイムには打ってつけのスポットと言えましょう。 

おごと温泉とは?

おごと温泉には不思議な伝説が残っています。おごと（雄琴）の南にある法光寺の境内から地下水が絶え間なく湧き出ていて、この水を飲むと難病が治ったという言い伝えで、地下水がわき出る池の泥を塗ると皮膚病やあせもも治ったというエピソードも残されています。
おごと温泉の泉質は高いアルカリ性。アルカリ性のお湯がお肌の角質を溶かすので、すべすべの滑らかなお肌になるそうです！

気軽に行ける憩いの場！おごと温泉観光公園

「おごと温泉観光公園」は平成23（2011）年にオープンした新しい施設です。温泉を活用した憩いの場というコンセプトで、足湯は無料で楽しむことができます。琵琶湖を一望できる小高い丘の花畑やカフェも併設されているので、地元の人も観光客も一緒にくつろげるスポットになっています。

無料で楽しめる足湯が人気！

「おごと温泉観光公園」の魅力は、何と言っても無料で楽しめる「足湯」です。日帰りで琵琶湖や比叡山に観光に来た時に、ちょっと足湯につかって旅の疲れを癒すことができます。ドライブ休憩にもぴったりですね。屋根付きなので少し雨の降る肌寒い日でも足湯につかれば身体全体があったまります。

筋肉痛にも効果が！旅の疲れを癒してくれます！

泉質はアルカリ性単純温泉。無色透明のお湯ですが、その効能がスゴイのです。神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身。旅の途中、ちょっと歩き疲れたなぁ…という時にこの足湯でのんびりと休憩すれば、元気が出ること間違いなしです。また美肌効果もあるので、足がすべすべツルツルになりますよ。

地元の人や旅行者どうしの交流も！

足湯につかりながら、地元の人や観光でおごとを訪れた人とおしゃべりをしたり、美味しいものやおすすめのスポットなどを教えてもらったりと、そんな交流ができるのもおごと温泉観光公園の魅力です。

ゆるキャラ「おごとん」がかわいい！

「おごとん」は、おごと温泉の魅力をPRするために誕生したゆるキャラです。温泉マークをモチーフにしているそうです。頭の上に赤いタオルが乗っているのがわかりますか？写真は2012年に「戦国おごとん」としてゆるキャラグランプリに出場した時のコスチュームです。ちなみに「おごとんグッズ」は、おごと温泉各旅館の売店で販売されているそうですよ！

琵琶湖までサイクリングしてみよう！

「おごと温泉観光公園」では旅チャリ（自転車）のレンタルサービスも行っているので、琵琶湖の周辺を気持ちよくサイクリングしたり、散策するのにとても便利です。お値段は2時間で1,000円です。風を受けながら旅チャリで走れば気分爽快ですね！

おごと温泉港りんすい公園の桜

「おごと温泉港りんすい公園」にはしだれ桜があります。毎年春には見事な花を咲かせ、地元の人や観光客の人を喜ばせています。

おごと温泉納涼花火大会

夏には「おごと温泉納涼花火大会」が開催され、約1,200発の花火が打ち上げられます。打ち上げ場所と観覧場所が近いので、花火を間近で楽しむことができ、また夜の水面に映る花火もひときわキレイです。

おごと温泉周辺の見どころスポット

おごと温泉から北に足を向けると、堅田衆で栄えた堅田があり、琵琶湖大橋を渡ると湖東の観光スポットにも手軽に行けます。南に足を向けると比叡山延暦寺の門前町として栄えた坂本があり、様々な名所旧跡を訪れることが出来ます。

浮御堂

海門山満月寺にある浮御堂は、近江八景の「堅田の落雁」で有名な景勝地で、平安時代の長徳年間に比叡山横川の僧であった源信が、湖上の安全と衆生済度を祈願して建立した堂宇です。

浮御堂は、湖岸から20ｍほど沖に突き出たところにある事から、琵琶湖の景色はもちろんのことながら、伊吹山、比良連峰や比叡山を望むことが出来る場所です。四季折々に移り変わる琵琶湖の美しさと、湖を取り巻く山々の姿を楽しむには絶好のビュースポットと言えましょう。

琵琶湖 オーパル

琵琶湖畔にあってウォーターボールやカヌー、ウェイクボードなど、様々なマリンスポーツを楽しむことが出来るスポーツ施設が琵琶湖 オーパルです。どのスポーツ体験コースにもインストラクターが付くので、初心者でも安心して琵琶湖でマリンスポーツを存分に楽しむことが出来ます。

オーパルのマリンスポーツの中で気になるのは、気楽に体験をすることが出来る、大きな丸い透明ボールのウォーターボールです。ボールの中に入って琵琶湖の湖上で水鳥のように浮かび、遮る物の無い中で琵琶湖を眺めたり、水中を観察したりして楽しめます。

佐川美術館

琵琶湖大橋を渡ってすぐのところにあるのが、佐川急便が創立40周年を記念して、1998年３月に設立した佐川美術館があります。佐川美術館は、敷地の大部分が水庭で占められており、琵琶湖にふさわしく「水に浮かぶ美術館」と呼ばれています。

佐賀美術館には３棟の建物があり、「東西文化交流の道・出会い」、「継ぎなる道、出会い」をテーマにして、平山郁夫、佐藤忠良、樂吉左右衛門の作品を主体として収蔵・展示しています。

ぐるっとびわ湖 島めぐり

おごと温泉観光公園のすぐ近くにあるおごと温泉港から、予約をすれば琵琶湖の見どころを一日かけてゆっくりと巡ることが出来る、ぐるっとびわ湖島めぐりのクルージングを楽しむことが出来ます。

おごと温泉港を出港すると、琵琶湖大橋をくぐり、沖島に上陸し、沖の白石から竹生島に向かうところで、お昼のぐるっと弁当を味わいながら湖上クルージングを楽しみます。竹生島に上陸した後は、長浜港に向かいます。長浜港からの復路は、多景島に上陸後し、琵琶湖大橋港を経由してからおごと温泉港に戻ります。

出島の灯台

琵琶湖の最も狭い場所となっている今堅田の岬先端には、琵琶湖での船の座礁や難破事故が絶えなかったことから、湖上交通の安全のために明治８年に建てられた出島の灯台があります。

高さ８ｍの灯台は、大きな街路灯のような姿をしていて、下部に高床式の屋があり、屋の中心から支柱が突き出て、先端に灯台の灯火を灯す光源が取り付けられています。昭和36年９月の室戸台風で倒壊寸前となりましたが、地元の保存運動によって昭和48年に復旧され、モニュメントとして点灯されています。

湖族の郷資料館

中世江州・堅田は、この地を拠点とした堅田衆が琵琶湖の水運や漁業権を手中に収め、泉州・堺と並び称された自治都市として栄えました。この堅田衆のことを、新平家物語では湖族として記されており、堅田衆の歴史、文化などを展示・解説する資料館を、新平家物語にちなんで湖族の郷資料館と名付けました。

湖族の郷資料館では、堅田衆にまつわる堅田の変遷や、豪族の民具など、堅田の歴史・民俗から、芭蕉と堅田の門人、堅田を取り上げた作家など、様々な視点から湖族の地である堅田の紹介が行われています。

日吉大社

崇神天皇７年に創祀された日吉大社は、全国3,800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮となっています。さらには、平安京の表鬼門にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、延暦寺が開かれてからは、天台宗の護法神として崇敬を受け続けています。

日吉大社の代表的な神徳には、方除け、厄除けがあり、神社での方除け、厄除けの祈願をすると共に、日吉大社の神様のお使いとされる、神猿（まさる）の加護を授かると善いとされています。

旧竹林院

延暦寺僧侶の隠居所であった里坊として、旧竹林院は天正20年に建立されました。現在、旧竹林院がある坂本地区には、叡山焼き討ち以降に建立されたものとなりますが、54ヶ所の里坊が残されています。

旧竹林院の邸内には、主屋とその南西に3,300㎡の庭園が広がり、穴太衆積石垣を採用した庭園内には、大宮川の清流が引き入れられ、八王子山を借景としてしています。四季折々に風情ある姿を見せてくれるお庭を眺めながら、ゆったりとした気分でお抹茶をいただくのも佳きひとときとなりましょう。

琵琶湖博物館

琵琶湖の生い立ちや、琵琶湖と人との歴史をはじめとして、琵琶湖博物館では琵琶湖の様々な姿と人とのつながりを、見る、聴くだけでなく五感で体感することが出来る博物館です。

琵琶湖博物館は、開館20周年を迎えて大幅なリニューアルが行われています。博物館の目玉とも言える水族展示室は、琵琶湖に棲む生き物たちの季節によって異なる生き生きとした姿や、普段は目にすることが出来ない小さな生き物などを知ることが出来る展示へと生まれ変わります。

西教寺

比叡山の南東山麗に大きな寺域を持つ西教寺は、天台真盛宗の総本山で、聖徳太子が創建し、天智天皇から西教寺の勅願を授かったという由緒ある寺院です。

西教寺には、伏見城の遺構を移したとされる客殿の内部には、狩野派による人物・花鳥襖絵があります。境内には４つ庭園があり、小堀遠州作の客殿庭園と枯山水の庫裏庭園とは好対照な趣を持ち、残る２つの庭園と共に、それぞれが風情ある姿を見せています。

ご当地グルメや名産品も充実！

「おごと温泉観光公園」にはCOTO COTO COTTON（ことこと　こっとん）というカフェが併設されていて、気軽に食事をすることができます。ワンプレートランチは平日のみ1日10食限定！地元野菜や仰木棚田米と食材にもこだわっていて、週替わりのメニューが味わえます。お値段はなんと550円とリーズナブル！
滋賀と言えば「近江牛」。COTO COTO COTTONにも近江牛を使ったメニュー「近江牛カレー」があります！これは是非味わってみたいメニューですね。このほかにも「近江牛焼肉丼」もあります。気軽に立ち寄れるスポットで近江牛が味わえるなんて何だかトクした気分になります！

「おごと温泉観光公園」のなかには名産品を販売しているコーナーもあります。地元滋賀県大津市の名産品を中心に取り扱っています。大津市仰木平尾地区でとれた棚田米や琵琶湖のしじみ汁など、この土地ならではの味覚やグッズがたくさんあり、お土産に困ることはありません！

「おごと温泉観光公園」を訪問した人の声

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いかがでしたか？無料で足湯につかることができ、お腹もいっぱい、お土産も買えちゃう便利なスポット「おごと温泉観光公園」。園内には四季折々の花がさく丘があり、琵琶湖を一望しながら休憩することもできます。地元の人がちょっとお弁当を広げていたりと…のどかな雰囲気いっぱいの安らぐ施設です。是非立ち寄ってみてくださいね。

琵琶湖の南部一帯を観光するには、中継点、休憩スポットとしてだけでなく、おごと温泉観光公園のある雄琴は、観光の拠点としても便利な場所と言えましょう。