宮崎県の歴史といえば気になるのは、古事記や日本書紀に登場する「神話」ですね。
県内には「天岩戸」や「天孫降臨」「海幸彦山幸彦」など、神話を裏付けるような伝説や史跡が盛り沢山!
教科書の中から飛び出た日本の歴史が、そのままリアルに実感できる人気の歴史スポットをご紹介します。
天岩戸の神話は、天照大神(アマテラスオオミカミ)は弟の素戔嗚尊(スサノオノミコト)の乱暴に激怒し、天の岩屋の戸を閉めて籠ってしまうという話ですが、この東本宮は天照大神を祀る神社です。
岩屋の前で鶏を鳴かせ、踊りを舞い、鏡を使い、天照大神を天の岩戸から迎え出すことに成功します。また、岩戸を塞いでいた大岩は投げられ、長野の戸隠に飛んだともいわれています。凄い力ですね。神話を思い浮かべながら境内を散策するのも楽しい魅力です。
天照大神を岩屋から迎え出すために、天細女命が岩屋の前で踊ったのが舞が、高千穂の夜神楽の始まりとされています。また伝説の征伐された鬼八の魂を鎮めるための舞からという謂れもあります。
高千穂神社境内の神楽殿では、奉納しされる舞の中から、代表的な4番を毎晩公開しています。
ぜひご覧ください。
神話を思い浮かべながら、神楽を鑑賞するのがオススメですよ。
高千穂町内には鬼八の首塚、胴塚、手足塚があるので、こちらもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ここには伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)の「おのころ島」や素戔嗚尊(スサノオノミコ)のお詫びの印である「月形、星形」、伝説の鬼八の「力石」等、高千穂の神話や伝説にまつわるスポットが数多くあります。
ここが天地のはじまりの場所かと思うと、壮大なロマンを感じますね。
九州屈指の観光スポットでパワースポットとしても注目され、滝のすぐ傍まで行くことができる手漕ぎの貸しボートは大人気です。天孫降臨の際に「天の真名井」から湧き出る水が滝となり地を潤したとか。他に「天垂の滝」もあります。高千穂町の「天の真名井」の湧き水は、今でも病に効くと伝えられています。
高千穂峡には遊歩道があります。真名井の滝を眺める展望台や遊歩道は夏場はライトアップされ、神秘的な雰囲気がますますUP!感動ですよ!
それが「乳岩」で、今も乳岩からは石清水が滴り落ち、その場所は拝観できます。
安産や子供守りとして「ちちあめ」も売っています。
小さな子供連れや家族連れの参拝客が多いのもそんな理由ですね。
干潮時に沖合100mもの長さまでこの岩肌が続く景色は圧巻です!
天孫降臨は日向三代、天照大神の孫ニニギノミコトが天の高天原からこの地を治めるために降臨することを指しますが、その子孫が神武天皇です。
国見ケ丘は、神武天皇の孫の建磐龍命(タケイワタツノミコト)が筑紫の国の統治の命を受け、阿蘇に向かわれる際に立ち寄り四方を眺めた地で、それが「国見ケ丘」の謂れだそうです。
阿蘇の山々や高天原に雲海がかかる様子は、幻想的な風景です。壮厳で雄大なロマンを彷彿させますね。
このような雲は9月下旬から11月下旬がねらい目だそうですよ!
神話日向の国と古墳群を対比する実証研究も行われているようです。
古事記や日本書紀といった、途方もない日本の古い歴史に想いを馳せながら旅をするのも楽しいですよ。
素材提供:トリップアドバイザー
県内には「天岩戸」や「天孫降臨」「海幸彦山幸彦」など、神話を裏付けるような伝説や史跡が盛り沢山!
教科書の中から飛び出た日本の歴史が、そのままリアルに実感できる人気の歴史スポットをご紹介します。
1.天岩戸神社
天岩戸神社(東本宮)
Norio.NAKAYAMA
天岩戸神社は、古事記、日本書紀に記載された天岩戸神話を伝える神社です。東本宮と西本宮があります。天岩戸の神話は、天照大神(アマテラスオオミカミ)は弟の素戔嗚尊(スサノオノミコト)の乱暴に激怒し、天の岩屋の戸を閉めて籠ってしまうという話ですが、この東本宮は天照大神を祀る神社です。
天安河原
TANAKA Juuyoh (田中十洋) 仰慕岩屋
天安河原は、天照大神が岩屋に籠ったとき、暗闇の世界に困った八百万の神々が、岩屋から天照大神を岩屋から迎え出すための会議を行った場所とされています。洞窟は別名「仰慕窟(ぎょうぼがいわや)」とよばれています。 石を積むと願い事が叶うとされ、周囲には多くの石が積まれています。天岩戸神社(西本宮)
TANAKA Juuyoh (田中十洋) 天安河原
天照大神が隠れた天の岩戸をご神体として祀る神社です。岩屋の前で鶏を鳴かせ、踊りを舞い、鏡を使い、天照大神を天の岩戸から迎え出すことに成功します。また、岩戸を塞いでいた大岩は投げられ、長野の戸隠に飛んだともいわれています。凄い力ですね。神話を思い浮かべながら境内を散策するのも楽しい魅力です。
■ 基本情報
- ・名称:天岩戸神社
- ・住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地
- ・アクセス: 高千穂バスセンターより路線バス 天岩戸神社
- ・営業時間:社務所 8:30~17:00
- ・電話番号:0982-74-8239
- ・公式サイト:http://amanoiwato-jinja.jp/
2.高千穂神社と神楽殿
高千穂神社は1900年前の垂仁天皇時代に創建されました。天照大神を岩屋から迎え出すために、天細女命が岩屋の前で踊ったのが舞が、高千穂の夜神楽の始まりとされています。また伝説の征伐された鬼八の魂を鎮めるための舞からという謂れもあります。
高千穂神社 神楽殿
Norio.NAKAYAMA 高千穂
天の岩戸神社の神楽殿では、毎年11月3日に神岩戸を開く準備から天照大神が出てこられるまで三十三番が伝承され、高千穂夜神楽と舞われます。高千穂神社境内の神楽殿では、奉納しされる舞の中から、代表的な4番を毎晩公開しています。
ぜひご覧ください。
高千穂神楽
fjt0318高千穂神楽
舞の4番は、天照大神の隠れた岩を探す「手力雄の舞」岩屋の前で舞う「錨女の舞」、岩戸を取り除き迎え出す「戸取の舞」、別名国産みの舞といわれる「ご神体の舞」です。神話を思い浮かべながら、神楽を鑑賞するのがオススメですよ。
ミケヌノミコト
Norio.NAKAYAMA ミケヌノミコト
高千穂神社の御祭神であるミケイリノミコトが二上山に住んでいた暴れ鬼の「鬼八」を退治したという伝説をもとにつくられています。斬られても穴に埋められても生き返った鬼八は、ミケイリノミコトに征伐され、胴、手足、首とバラバラにされ3か所に分け埋葬されたそうです。高千穂町内には鬼八の首塚、胴塚、手足塚があるので、こちらもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称: 高千穂神社
- ・住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
- ・アクセス: JR延岡駅からバス約1時間30分「高千穂バスセンター」下車徒歩約15分
- ・電話番号: 0982-72-2413
- ・公式サイトURL: 高千穂町観光協会
- http://takachiho-kanko.info/sightseeing/detail.php?log=1336615324
3.高千穂峡
高千穂峡は国の名勝天然記念物指定の渓谷です。ここには伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)の「おのころ島」や素戔嗚尊(スサノオノミコ)のお詫びの印である「月形、星形」、伝説の鬼八の「力石」等、高千穂の神話や伝説にまつわるスポットが数多くあります。
オノコロ島
TANAKA Juuyoh (田中十洋) 高千穂峡
オノコロ島は伊邪那岐と伊邪那美が、大地を完成するために高天原の神々から与えられた天沼矛(あまのぬぼこ)で地をかき回した際に、天沼矛からしたたり落ちた雫が固まってできた島で、ここから国づくりが始まった場所とされています。また、伊邪那岐と伊邪那美が結婚式をあげた場所ともいわれています。ここが天地のはじまりの場所かと思うと、壮大なロマンを感じますね。
真名井の滝
TANAKA Juuyoh (田中十洋) 高千穂峡
日本小滝100選に指定されている名瀑です。高さは17m。九州屈指の観光スポットでパワースポットとしても注目され、滝のすぐ傍まで行くことができる手漕ぎの貸しボートは大人気です。天孫降臨の際に「天の真名井」から湧き出る水が滝となり地を潤したとか。他に「天垂の滝」もあります。高千穂町の「天の真名井」の湧き水は、今でも病に効くと伝えられています。
柱状節理
TANAKA Juuyoh (田中十洋) 高千穂峡
高千穂峡では、約10万年前阿蘇山が2回火山活動した際、噴出して流れ出た火砕流が流れ、溶岩が固まるときに生じた「柱状節理」を見ることができます。自然の威力を感じますね。高千穂峡には遊歩道があります。真名井の滝を眺める展望台や遊歩道は夏場はライトアップされ、神秘的な雰囲気がますますUP!感動ですよ!
基本情報
- ・名称:高千穂峡
- ・住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
- ・アクセス:JR熊本駅より特急バス または JR延岡駅より路線バス
- ・電話番号:0982-73-1213(高千穂町観光協会)
- ・公式サイトURL:高千穂町観光協会
- http://takachiho-kanko.info/sightseeing/takachihokyou.php
4.日南海岸
青島神社
青島神社は、日向神話で有名な「山幸彦」とその妻「豊玉姫」を祀る神社です。 Tzuhsun Hsu 青島神社
神話では、海幸彦と山幸彦の兄弟はそれぞれ山と海をそれぞれの領分と決めていたのですが、一度交代してみたいと交代します。その時、山幸彦は兄の海幸彦の宝物の釣り針を無くし、探しに訪れた海宮で豊玉姫と結ばれます。そのため、青島神社は縁結びの神様としても知られています。■ 基本情報
- ・名称:青島神社
- ・住所: 宮崎県宮崎市青島2-13-1
- ・電話番号:0985-65-1262
- ・公式サイトURL:http://www.aoshimajinja.sakura.ne.jp/index.html
鵜戸神宮
山幸彦と豊玉姫の子供(後の神武天皇の父)が育てられたのが、「鵜戸神宮」です。 satoshi sawada 鵜戸神宮
豊玉姫は海宮に帰る際、子供のため自分の乳房を引きちぎり、岩に張り付けて残していったそうです。それが「乳岩」で、今も乳岩からは石清水が滴り落ち、その場所は拝観できます。
安産や子供守りとして「ちちあめ」も売っています。
小さな子供連れや家族連れの参拝客が多いのもそんな理由ですね。
■ 基本情報
- ・名称:鵜戸神宮
- ・住所:宮崎県日南市大字宮浦3232番地
- ・電話番号:0987-29-1001
鬼の洗濯板
alberth2 日南海岸
青島の周囲には「鬼の洗濯板」といわれる波状の岩が広がっています。大昔海中にあった岩が隆起し波や海水に浸食されて作り上げられたものです。干潮時に沖合100mもの長さまでこの岩肌が続く景色は圧巻です!
5.天孫降臨
国見ケ丘
天孫降臨は日向三代、天照大神の孫ニニギノミコトが天の高天原からこの地を治めるために降臨することを指しますが、その子孫が神武天皇です。
国見ケ丘は、神武天皇の孫の建磐龍命(タケイワタツノミコト)が筑紫の国の統治の命を受け、阿蘇に向かわれる際に立ち寄り四方を眺めた地で、それが「国見ケ丘」の謂れだそうです。
阿蘇の山々や高天原に雲海がかかる様子は、幻想的な風景です。壮厳で雄大なロマンを彷彿させますね。
このような雲は9月下旬から11月下旬がねらい目だそうですよ!
■ 基本情報
- ・名称:国見ヶ丘
- ・住所:高千穂町大字押方71-3
- ・オススメの時期: 秋から初冬の早朝
- ・公式サイトURL:高千穂町観光協会
- http://takachiho-kanko.info/sightseeing/kunimigaoka.php
霧島神宮
天孫降臨のニニギノミコト等四代の直系の神々とその妃を祀る神社です。 yuki5287 霧島神宮
霧島神社の住所は鹿児島県です。廃藩置県の際、霧島山の山頂に県境が設定され、宮崎県は境内から外されてしまいました。当初、霧島神社は天孫降臨の地である高千穂の峰と火口あたりにあったそうですが、1400年前の噴火の時、現在の地に移ったそうです。■ 基本情報
- ・名称: 霧島神宮
- ・住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
- ・電話番号: 0995-57-0001
- ・公式サイトURL:http://www.kirishimajingu.or.jp/contents/goyuisho.html
西都原古墳群
http://japaneseclass.jp/trends/about/%E8%A5%BF%E9%83%BD%E5%8E%9F%E5%8F%A4%E5%A2%B3%E7%BE%A4
日本最大の特別史跡古墳群で、その数なんと300基以上!桜や菜の花コスモスなど、四季折々の花々が楽しめます。古代邪馬台国時代といわれる古墳群の中には、中に入ることができるる古墳もあります。神話日向の国と古墳群を対比する実証研究も行われているようです。
■ 基本情報
- ・名称: 西都原古墳群
- ・住所: 宮崎県西都市三宅寺原
神話と伝説の旅
宮崎県には、古くから語り継がれた神話や伝説、また、教科書に出てきたような古い歴史のひとこまを、実際に目にすることができる観光スポットが、数多くあります。古事記や日本書紀といった、途方もない日本の古い歴史に想いを馳せながら旅をするのも楽しいですよ。
素材提供:トリップアドバイザー