三宮で人気の朝食スポット５選。朝から美味しいものを食べに行こう

神戸・三宮は、パンの香りのする街です。あの1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災のあと、秋めいてきた時に、街中にパンの香りがそこはかとなく漂ってきて復興を実感できたものです。なので、人気の朝食スポット５選は、パンの美味しい店が中心になります。

１．フロインドリーブ 生田店

神戸の中心は、神戸駅ではなく、三宮です。JR、阪急、阪神、神戸市営地下鉄、ポートライナーが乗り入れている駅から北に歩いて加納町交差点から北東に歩いたところにあります。元教会を改造して1924年に創業されました。三宮に行ったら一度は行かないとね。本当に美しいのです。

1階はショップ、２階がカフェになっていて、モーニングは、10時〜11時半、モーニングプレート、エッグプレート、サンドイッチの3つ（600円〜800円税抜）から選んで下さい。

パンはもちろん、うっとりする位美味しいのですが、フロインドリーブ特製のバターが、またクリーム感が強くマイルドで、そのまま食べたくなります。おかわりのパンも頼んでみても良いですよ。

お洒落な教会を思わせるカフェ、フロインドリーブは１階でパンなども買うことができるんです。しかしかなり人気なのですぐに売れ切れてしまうそう。パンは電話予約も可能（当日もＯＫ）だそうなので行く前に予約をしたほうがいいかもしれませんね。カフェは、席に座ると共に水とクッキーが入ったミニグラスをサービスしてくれます☆これもにくい演出＆サービスじゃあないですか♡女子のハート鷲掴みです。店の紅茶はmighty leafのorganic breakfast teaというサンフランシスコのお茶を使用しているそうですよ♪

２. 神戸にしむら珈琲 三宮店

1948年、三宮・中山手で創業し現在も11店の直営店がありますが、阪神間だけに留めているのは手の届く範囲だけで、という哲学です。中山手の本店に行くのも北野坂の店も良いですが、最も駅に近い三宮店をご紹介します。JR駅ビル内にあり、クラシックな雰囲気が「にしむら」らしい、とお客様の数は最多です。

朝8時開店から11時までが、モーニングタイム。サラダセットと、フルーツセットがあります。珈琲はもちろん、宮水（酒造会社の井戸からくみ上げた水）を使った珈琲です。人の出入りは駅ビルゆえに多いですが、そのなかでも独特のゆったり感が、じっくりと胸の中をこみ上げて来るのです。

お店のケーキはベイクド系や焼菓子系の硬めのケーキが多く、ホイップ＆スポンジのケーキはないようなので注意して下さいね。パフェも色々な種類が揃っています。特にフルーツを使ったパフェは缶詰などを使わず生のフルーツをそのまま使用しているので見た目と味も感激！モーニングは、サラダセットとフルーツセットの２種類がありますがそれぞれパンの種類が違うそう。サラダセットのパンにフルーツ盛りを頼んで挟むことも可能みたいなので店員さんに聞いてみて下さいね☆

３．イグレック

三宮駅から、北野坂をゆっくりと上がる（徒歩約15分）と、北野ホテルです。オーベルジュ（宿泊施設付きのレストラン）の1階ダイニングがここ。7時から10時までがモーニングですが、ぜひ、1時間以上は過ごしてほしい。ほかでは味わえない、ぜいたくな時間を過ごせます。

「世界一」と賞賛された、フランス料理界の重鎮ベルナール・ロワゾー氏から受け継いだ朝食メニュー。ジュース、続いて2段重ねの木箱に入ったパンが出ます。全部で６種類（持ち帰り可能）。バターは普通のと、赤と緑の野菜入りバター、ほかに5種類のコンフィチュール(ジャム)と栗の蜂蜜もつきます。

それに、半熟卵生ハムと白いハムの２種類のハム、白いカップに入ったコンソメスープ、タピオカ・オレ。キウイやイチゴやブドウ、パイナップルなどの一口サイズのフルーツのジュレがけ。むろん、珈琲も。

店には「お茶会ランチ」というものもあるんです。ランチは２部制になっていて、時間が来るまではロビーで待機して待つそう。もちろん、お客さんは女子ばかり。お茶会ランチは「前菜4種盛り・お肉料理・パン・デザート」という内容になっています。一番のトリ？はデザート！デザートはデザートビュッフェのテーブルがそのまま自分のテーブルにセッティングされる感じ。何て贅沢なんでしょう!!こんなに食べれるのか！？と思うほど沢山のデザートが目の前に･･･女性の夢ですね♡

４．ブランジェリー コム・シノア

神戸を代表するブランジェリー（パン屋さんのこと）です。1983年に神戸・南京町でフランス料理の店「ビストロ・コムシノア」がオープンし、その後、ブランジェリーや、パティスリー（お菓子）まで広がりました。でも出店範囲は阪神間だけ。

三宮駅に近いブランジェリーは、イートインが可能なので、朝、パンを買って食べる人が多いのです。
何種類のパンがあるかはっきりしないほど、多いのですが、8時開店時から、フィレカツサンド、クロワッサンルパ、生姜のアップルパイ、ジャーマンドッグ…。

お好きなものを選んで食べることができます。むろん、菓子パン系も。イートインは、ドリンクをひとつ以上、頼んでください。

店は、入口からレジまでがパンの販売コーナーになっていて奥に入るとイートインスペースになっています。パンのオススメは、「ハーブとソーセージのピッコロ」。ハーブが結構効いていてお肉とパンにいいアクセントをつけています♪パンの種類はかなり豊富で、日替りのオススメパンなどもあったりします。イートインの場合はドリンクも頼まなければならないので、別途400～700円ほどかかります。朝の８時からえいぎょうしているので、忙しい朝の朝食としても便利ですよね！

５．ホテル ピエナ神戸

2013年から３年連続で「朝食のおいしいホテル」日本一に選ばれました。但し、宿泊客限定なのです。ビュッフェスタイル（大人2200円など）で、地元の名店、地蔵家の食パンなど各種パン、野菜、魚、肉、ごはん、お漬物、珈琲などの飲み物が、どこのものか、がすべて分かるのです。

神戸スペシャルをすべて味わえることも素晴らしいのですが、もうひとつの特徴は、和食でしょう。神戸はパンの街なのでどうしてもパン食が中心になります。この朝食を食べただけでホテルのリピーターになる方がいる理由もわかるような気がします。

朝食ビュッフェには人気の秘密があります。一つは、全てパティシエが丁寧に手作りした拘りのスイーツ。もう一つはポトフなどの伝統的な家庭料理やプレーンオムレツ・フレンチトースト・クロワッサンなど手間暇を惜しまずに作った美味しいメニューが盛りだくさん！これらのデザートや料理には全て旬の新鮮な野菜を近隣の農家や産直で届けたものを使用しているそう。ドレッシングまで全て自家製にこだわっているんですよ。豚バラの角煮などの地場野菜を使用した惣菜などもあります☆美味しい料理を心行くまで楽しめるのが人気の秘密ですね。
改めて、朝食とパンが、ここまで結びついている街は、この三宮を置いてほかにはない、と思います。三宮の朝食５選が、1店を除いて、すべてパンの店になったのは、好みではなく、必然なのです。