大分県は、全国一の源泉数と湧出量を誇る別府温泉をはじめ、行ってみたい温泉で常に上位にランクインする由布院温泉など魅力的な温泉がそろっています。趣ある町並みの日田や広大な草原が魅力のくじゅうなど多彩な観光エリアです。今回は、人気温泉地の別府と大分県をご紹介します。
いたるところに湯けむり上がる湯の里「別府」
大分空港から車で1時間ほどの場所にある別府市は、温泉の湧出量日本一を誇る温泉大国。別府温泉は、世界に11種ある泉質のうち、放射能泉以外の10種の泉質をもつ、世界的にも珍しい温泉地なんです。 市内には、それぞれの泉質や雰囲気を異にした温泉が約2300箇所あり、8つの個性溢れる温泉郷を総称して「別府八湯」といいます。別府に行くと街中が、硫黄の香りに包み込まれています。
別府駅から10分ほど歩いたところにある「竹瓦温泉」は、明治12年に創設され、いまもなお地域の方や観光客に親しまれています。竹瓦温泉でも名物になっている砂湯は、市内に数カ所あり、海を目の前にして波の音をBGMにしながら、砂湯を体験できるところもあります。砂湯とは、温泉であたためた砂をかけてもらい、体をあたためてから温泉に入るとういう特殊な温泉療法の一つです。砂湯のほかにも、別府でしか味わえない個性的な温泉ばかりなので、ぜひ体験してみてはいかがですか。
温泉街でいただく地元のおいしいごはん
大分県は豊後水道があり、海の幸が豊かで、老舗の郷土料理や宿の温泉付きランチも人気があります。家庭料理としても親しまれている「とり天」や「だんご汁」、「別府冷麺」などがあります。最近、全国的にB級グルメとして有名なった「中津からあげ」も、大分県の名物です。
別府市の鉄輪温泉では、温泉の恵みがつまった「地獄蒸し」は、野菜や魚介などさまざまな食材を温泉の蒸気で蒸す料理。温泉街では、体験施設や自炊型の旅館もあり、気軽に地獄蒸しを楽しむこともできますよ。
温泉だけじゃない、大分県の魅力
平安末期に彫られた20数体の仏が並ぶホキ石仏第一群大分県にはほかにもたくさんの観光スポットがあります。 市内にある国宝の石仏で知られる「臼杵」は、城下町として栄えた白壁の街並み散策を楽しめます。「国宝臼杵石仏」は、平安時代から鎌倉時代にかけて、山肌に彫られた60本あまりの磨崖仏郡。規模、数量、質の高さは国内屈指といわれています。
くじゅう連山を眺めながら、爽快なドライブも
くじゅうエリアの中央を貫くやまなみハイウェイくじゅう連山と大草原がぐるっと囲むくじゅうエリアには、絶景スポットや高原グルメなどが楽しめ、夏場はドライブにとても良いところです。
「油屋熊八氏の像と、裾には子鬼がひっついています」
また、ワニがいる「鬼山地獄」や、湯が真っ赤に染まった「血の池地獄」など、8カ所の地獄をめぐる「地獄めぐり」は別府観光の王道になっています。別府駅では、別府観光の生みの親熊八爺さんが、大きく手をあげてお出迎えしてくれますよ。
寒い季節の旅行に、温泉地へ行ってみるのはいかがですか。
ことりっぷ 大分
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