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下呂温泉と言えば、草津、有馬と並ぶ天下三名泉。岐阜県東部に位置するこの温泉のこと、どれくらい知っていますか?温泉の効能、定番のお土産など、知っておきたい情報はここでチェック!知っている情報が多ければ多いほど、滞在中の楽しみも多くなりますよ。下呂温泉とは
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歴史
日本三名泉の一つ、下呂温泉。その歴史は長く、始まりは千年以上も前だと言われています。 平安時代の延喜年間(901~923)、湯ヶ峰の山頂近くに温泉が湧き出ているのが発見されましたが、文永二年(1265年)突然温泉の湧出が止まってしまいます。しかしその翌年、飛騨川の河原に1羽の白鷺が毎日来ていることに気付いた村人がその場所に行ってみると、温泉が湧いているのを見つけます。その白鷺は空高く舞い上がって、中根山の松に止まり、その松の下には一体の薬師如来が鎮座していた、というのが下呂に伝わる白鷺伝説であり、温泉寺開創の物語だそう。
それ以来下呂温泉には多くの客が集まるようになり、有名な人物としては戦国時代に織田信長が湯治を楽しんだという説もあります。
温泉の効能
滑らかな肌ざわりで肌にも優しく、美容や健康づくりにも優れた効果があるので女性・子供・年配の方でも安心して楽しむことができるのも嬉しいところ。
こんな効果も… <転地効果>
温泉地に出かけ、温泉独特の化学成分による血行促進効果を得たり、地元の旬な食材を食べ、知らない景色や町並みを見て歩くことで良い刺激を受けることを、「転地効果」と呼ぶのだそう。 特にこの下呂温泉では、街の中に見どころも多く、転地効果の質が高いのだとか。ストレスを溜めてしまっている人は、泉質だけでなく、この転地効果で身も心もリフレッシュしては?
■ 基本情報
- ・名称: 下呂温泉
- ・住所: 岐阜県下呂市
- ・アクセス: JR高山本線「下呂駅」下車
小牧I.C.→国道41号線(94.8km 約2時間)、 - 中津川I.C.→国道257号線(52.7km 約1時間)、
- 松本I.C.→国道158号線・国道41号線(安房トンネル)(132km 約3時間)、
- 関I.C.→県道58号線(平成こぶし街道)・国道41号線(69km約1時間10分)、
- 富山I.C.→国道41号線(138km 約3時間)
- ・電話番号: 0576-24-1000(下呂温泉観光協会)
- ・公式サイトURL: http://www.gero-spa.or.jp/ (下呂温泉観光協会)
おすすめお宿
水明館
飛騨川沿いに建つ老舗旅館です。3つある大浴場はそれぞれ異なる雰囲気があり、館内で湯めぐりをしている気分になれるのが魅力。温泉プールやエステも完備されているのですが、他ではなかなか見ることのない能舞台や茶室があるのも特徴的です。客室も趣向が凝らしてあり、プライベートな時間が流れる数奇屋造りの離れ「青嵐荘」、木の香り漂う高野槙のお風呂や日本の伝統美に酔いしれる「臨川閣」、和と洋の良さを併せ持つ「飛泉閣」、調度品や絵画など古きよき時代を感じさせる「山水閣」など、何度も泊りに行きたくなってしまうことうけあいです。
更に、毎夕5時から館内の美術品や芸術品・コンベンションホール・能舞台などを支配人がご案内する「館内ツアー」が密かに人気を読んでいるそう。館内でも退屈することなく、滞在を楽しめる旅館です。
■ 基本情報
- ・名称: 水明館
- ・住所: 岐阜県下呂市幸田1268
- ・アクセス: JR下呂駅より徒歩3分
- ・営業時間: チェックイン 14:00 / チェックアウト 12:00
- ・電話番号: 0576-25-2800
- ・公式サイトURL: http://www.suimeikan.co.jp/
湯之島館
昭和33年秋に昭和天皇・皇太后陛下、昭和51年に今上天皇・皇后陛下が訪問、宿泊されたことで有名な、登録有形文化財に指定されている歴史のある宿です。古き佳き昭和浪漫を満喫する「本館」、幅1.5m×高さ2mの窓が全面開放する展望風呂付客室の新館「景山荘」、野趣溢れる露天風呂付き客室、など客室は好みに合わせて選べるようになっているのが嬉しい。 敷地からは 下呂温泉の街並みを見下ろすことができ、何とも贅沢。
更には浴槽はもちろん、シャワー、洗面台に至るまで、源泉が使用されているとのことで、お肌の美容効果が特に期待できます。
■ 基本情報
- ・名称: 湯之島館
- ・住所: 岐阜県下呂市湯之島645
- ・アクセス: JR下呂駅から車で約5分 / 中央道中津川ICより国道にて60分
- ・営業時間: チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00
- ・電話番号: 0576-25-4126
- ・公式サイトURL: http://www.yunoshimakan.co.jp
下呂観光ホテル
下呂の温泉街を一望できる、山中にある静かな宿です。関西じゃらん街絶景ランキング1位に選ばれたこともあり、全ての部屋から楽しめるという夜景に期待ができます。そのためか、カップルや女性グループにも人気。展望風呂、露天風呂全てにもちろん天然温泉を使用しており、様々なスタイルで温泉が楽しめること間違いなし。 厳選された地場産素材を好きな物から自分で炙って食べる会席料理などもあり、食事にも期待が高まりますね。
■ 基本情報
- ・名称: 下呂観光ホテル
- ・住所: 岐阜県下呂市幸田1113
- ・アクセス: 高山線下呂駅から徒歩15分、 中央道中津川I.Cより車で50分
- ・営業時間: チェックイン 15:00 / チェックアウト 10:00
- ・電話番号: 0576-25-3161
- ・公式サイトURL: http://www.geroyado.co.jp/honkan/
ゆめぐり手形
http://www.gero-spa.com/event/detail/50
温泉街でよく見る手形。もちろんこの下呂温泉にもあります!下呂温泉の「湯めぐり手形」は、1枚で手形加盟旅館の中から三軒のお風呂に入浴する事が可能です。購入から6ヵ月使用することができるこの手形は、記念品として取っておくのもいいかもしれません。手形は旅館や土産品店、コンビニ、ドライブイン、旅行センターなどで購入できて、価格は1枚 1,300円。4才~12才(小学生)の子供は大人と同伴であれば、1枚の手形で同時に2名以上の入浴ができるようになっているので、家族で購入する場合注意が必要です。
下呂温泉グルメ
飛騨牛
http://www.gerogle.jp/tokusan/
飛騨牛とは岐阜県内で14ヶ月以上肥育された黒毛和種のことです。日本食肉格付協会がおこなっている枝肉格付で等級などが決められており、認定されたものだけが飛騨牛の称号を名乗れるのだそう。 この飛騨牛、和牛のオリンピックともいわれる第8回全国和牛能力共進会において、日本一の栄冠を獲得しているんです。肉質は、キメが細かくて柔らかく、甘さを感じるほどと言われています。
下呂温泉では、飛騨牛はグリル料理やハンバーガー、炙りずし、飛騨牛朴葉味噌定食などの郷土料理、ビーフシチュー、飛騨牛まぶし丼などレパートリーが豊富に楽しめます。ステーキだけでなく、様々な味を試して飛騨牛を味わい尽くしましょう。
鶏ちゃん
http://m.yurukyaragurume.net/gourmet/312
「鶏(けい)ちゃん」とは、下呂市などの南飛騨地方や奥美濃地方の郷土料理です。しょうゆや味噌ベースのタレに漬け込んだ鶏肉をキャベツなどといっしょに焼いて食べるのが一般的。 これだけ言えば普通の焼き鳥と変わらないように思えますが、鶏ちゃんの特徴は、地域やお店、各家庭によって味が様々に変わってくるところ。味噌味、しょうゆ味、塩味などタレの違いに加え、若鶏なのか親鶏なのか、皮が入っているかなどの違いもあり、どこで食べるかを選ぶのも楽しみの一つです。
昔、下呂や郡上では、卵のために各家庭でニワトリを飼育しており、卵を産まなくなった鶏を食べたのが鶏ちゃんの始まりだそう。鶏肉は当時貴重な食料であり、盆や正月など人が集まるときなどに出ることが多かったため、「結いの料理」と言われています。
温玉ソフト
温泉街の中心地にある「ゆあみ屋」で食べることのできる珍しいソフトクリームです。カップの底にはコーンフレークが入れてあり、その上のソフトクリームには下呂温泉でつくった温泉たまごがのっています。かき混ぜて食べるそうで、なんとも不思議な食感と味が楽しめます。
この「ゆあみ屋」、お土産屋に喫茶コーナーが付いており、足湯に入りながら甘味やコーヒーで一息つけるのも魅力の一つです。温玉ソフト以外にも普通の温泉卵やプリンもおいしいので、是非お試しあれ。
■ 基本情報
- ・名称: ゆあみ屋
- ・住所: 岐阜県下呂市湯之島801番地2
- ・アクセス: 下呂駅から425m
- ・営業時間: 夏期(4月~11月) 9:00~21:00
冬期(12月~3月) 9:00~18:30 - ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0576-25-6040
- ・料金: 温玉ソフト 410円、プリン 360円、温泉たまご 100円
- ・公式サイトURL: http://www.yuamiya.co.jp/index2.htm
お土産
しらさぎ物語
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下呂温泉に深く関わっている「白鷺伝説」。その伝説を伝えるお菓子。クッキーにホワイトクリームをサンドした焼き菓子で、約30年もの間作られています。「全国観光土産品連盟」からは推奨品と認定されており、岐阜のお土産としてもってこいのお菓子なのです。 近年はアイスクリームにしらさぎ物語を砕いて入れ、クッキーに挟んである「しらさぎ物語サンドアイスクリーム」も売られていて、人気を呼んでいます。持って帰るのが難しいアイスは自分で味わって、「しらさぎ物語」をお土産にするのがベストですね。
実際に食べた人は…
https://pictoyr.com/tag/%e3%81%97%e3%82%89%e3%81%95%e3%81%8e%e7%89%a9%e8%aa%9e
飛騨さるぼぼのたまご
http://blogs.yahoo.co.jp/tarbo_june_steam/3008024.html
「さるぼぼ」というのはさるの赤ちゃんという意味。母から子へ、祖母から孫へ、安産や交通安全などの祈りを込めて作ったさるぼぼ人形は、お守りとして古くから飛騨地方に伝わっています。 そのさるぼぼの「たまご」をイメージして作られたのがこのお菓子「飛騨さるぼぼのたまご」。周りの殻はホワイトチョコで、中のカステラ生地には黄味餡が入っています。さるぼぼ人形と一緒にお土産にすると、話のタネにもなってピッタリです。
実際に食べた人は…
http://blogs.yahoo.co.jp/tarbo_june_steam/3008024.html
イベント
下呂温泉花火ミュージカル
http://www.gero-spa.com/gallery/summer
下呂温泉では、季節に合わせたイベントもあります。花火と音楽、音と光のショー、「下呂温泉花火ミュージカル」は夏と冬に行われる、人気のイベント。夏公演は「下呂温泉まつり」期間の8月3日に開催。冬公演は「恋人達の冬花火」をテーマに12月に数回行われます。 下呂温泉は、飛騨川に沿って旅館などが立ち並び両側に山が迫っているため、反響板とスクリーンを備えたような地形になっており、そのおかげで花火を効果的に楽しめるようになっています。7,000~11,000発の花火が、約15分間音楽にあわせて打ち上げらる様は感動もの。
夏は下呂温泉まつりのお祭り騒ぎと併せて楽しみましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 下呂温泉花火ミュージカル
- ・住所: 岐阜県下呂市下呂大橋上流
- ・アクセス: 下呂駅から徒歩約3分
- ・開催期間: 平成27年夏開催の花火ミュージカル
開催日時 : 平成27年夏 8月3日 20:00~20:45 約13,000発 - 平成27年冬 12月5.12.19.24日(24日は、クリスマス特別公演
- ・電話番号: 0576-24-2222
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.city.gero.lg.jp/kankou/
下呂温泉合掌村 影絵昔話館『しらさぎ座』公演
JR下呂駅から徒歩でも行ける下呂温泉合掌村には、日本で最初の現代影絵専門劇団「かかし座」が公演を行う影絵昔話館があります。下呂温泉に伝わる「しらさぎ伝説」や昔話を伝える影絵劇が演じられており、影絵独特のノスタルジックな雰囲気は大人でも引き込まれてしまうほど。上演作品は全て下呂温泉合掌村のオリジナルだそうで、下呂温泉旅行に行く際は、他では見られない演目を是非見てみたいですね。
■ 基本情報
- ・名称: 影絵昔話館『しらさぎ座』
- ・住所: 岐阜県下呂市森2369
- ・アクセス: JR下呂駅前、濃飛バスセンターから合掌村線「合掌村・下呂交流会館」行き、
「合掌村」下車バス約6分(大人片道100円・小人50円) - 又は徒歩約20分、自家用車で約5分
- ・公演期間: 平成27年定期公演 前期 2015/02/15(日)~06/07(日)
平成27年定期公演 後期 2015/07/18(土)~11/29(日) - ・公演時間: 10:30~/12:00~/14:15~の1日3回公演
- ・電話番号: 0576-25-2239
- ・料金: 300円(大人・小人3歳以上) ※別途下呂温泉合掌村入場料が必要
- ・公式サイトURL: http://www.gero-gassho.jp/shirasagi/
周辺観光地
下呂温泉合掌村
こちらは日本の原風景を見ることができる村。白川郷などから移築した合掌造りの民家で集落を再現していて、民族資料館では昔の生活を知ることができます。他にも村内には、影絵劇しらさぎ座をはじめ民体験工房や「歳時記の森」があり、賑やかな温泉街とはまた違った風情が味わえる場所です。食事処や茶房もあり、地元特産トマトを使った珍しい甘味や 季節の野菜や豆腐を使った違った味わいが楽しめるケーキセット、こんにゃくとトマトがポイントのあんみつなど、珍しいものが食べられるのが特徴的。森の滑り台や足湯では、大人も子供も自然の中でゆっくり楽しめます。
■ 基本情報
- ・名称: 下呂温泉合掌村
- ・住所: 岐阜県下呂市森2369
- ・アクセス: JR下呂駅前、濃飛バスセンターから合掌村線「合掌村・下呂交流会館」行き、
「合掌村」下車バス約6分(大人片道100円・小人50円) - 又は徒歩約20分、自家用車で約5分
- ・営業時間: 8:30~17:00 (12月31日、1月1日、2日は、午前9時から午後4時まで)
- ・定休日: 年中無休 ※臨時休業あり
- ・電話番号: 0576-25-2239
- ・入場料: 大人 800円、小中学生 400円、団体割引あり、
- ・公式サイトURL: http://www.gero-gassho.jp/
噴泉池
写真を見て驚いた人も多いはず。この噴泉池、ほんとうにこの通り、飛騨川沿いに存在しているんです。ただ石で囲んであるだけのつくりのため、開放感は抜群!川のせせらぎを聞きながら、ゆっくり温泉につかる、至福のときを過ごせます。夜は広い星空を眺めることもできます。 いつも誰かが入っていると言われているほど人気のお風呂です。脱衣所などがないため、入る予定の人は用意してから訪れましょう。もちろん水着着用ですよ!
■ 基本情報
- ・名称: 噴泉池
- ・住所: 下呂市幸田河川敷
- ・アクセス: 下呂駅から徒歩約3分
- ・営業時間: 24時間
- ・定休日: 通年営業(清掃時、河川増水時は入浴不可)
- ・電話番号: 0576-24-2222(下呂市観光課)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.city.gero.lg.jp/kankou/
白鷺の湯
http://furonavi.blog.jp/archives/50416237.html
古くから地元の人々に親しまれている共同湯です。ヒノキ風呂のお風呂からは飛騨川と山々が一望できて、景色を楽しみながら入浴ができます。 建物の外観も、白い壁のロマネスク調の洋館ということもあり注目を浴びています。おもてには、ビーナスの足湯が無料開放されているので、時間がない人は足湯だけ楽しむのも悪くないかも?場所も温泉街の中央で分かりやすいところなので是非とも訪れたいスポットです。
■ 基本情報
- ・名称: 白鷺の湯
- ・住所: 下呂市湯之島856-1
- ・アクセス: 下呂駅から徒歩約7分
- ・営業時間: 10:00~22:00
- ・定休日: 水曜日
- ・電話番号: 0576‐25‐2462
- ・料金: 大人370円、小学生140円、 幼児70円
- ・公式サイトURL: http://www.gero.jp/museum/sirasagi.html