恵林寺(えりんじ)とは?
恵林寺の魅力
様々な歴史上の人物との絡み
恵林寺は甲斐武田氏の菩提寺だったのみならず、それ以外の歴史上の有名な人物も大勢絡んできます。たとえば恵林寺を開いたのは、鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期にかけての高名な僧、夢窓疎石(むそうそせき)ですし、江戸時代に甲府城の城主となった柳沢吉保の墓所にもなっています。甲斐武田氏との深い関わり
美しい庭園
恵林寺は建物のみならず、その庭園の美しさで知られています。庭園については寺を開いた夢窓疎石(むそうそせき)の設計だとされています。桜、蓮、梅といった季節の花はむろんのこと、池や石組みの美しさも格別のもので、国の名勝となっています。恵林寺の見どころ

http://www7b.biglobe.ne.jp/~s_minaga/h20100717.htm
ここでは恵林寺の見どころを様々ご紹介させていただきますね。四脚門(赤門)
恵林寺の四脚門は、朱色で塗られているので、赤門と呼ばれています。実は、1582年(天正10年)に、織田信長の甲州征伐で焼け落ちてしまったのですが、1606年(慶長11年)、徳川家康が再び建てました。こちらは桃山様式がよくわかる門として注目され、今では国の重要文化財に指定されているので、見ておく価値ありです。
開山堂
開山堂にあるのが、夢窓国師を始め、快川国師や末宗和尚の像です。末宗という人はは、快川の弟子で、1582年(天正10年)にあった織田信長の焼き討ちの時に、快川の命令から恵林寺を脱して、那須の雲巌寺に隠れたとされています。そして、徳さらには川家康の命令によって恵林寺を再び立て直す運びを作った僧侶でもあり、恵林寺を支えた人物です。
庫裡
庫裡は実は1905年(明治38年)に一度焼けてしまっていたのですが、その後すぐに再び建て替えらえました。この入口の正面には武田信玄の軍旗に使われたとても有名な「風林火山」の屏風が立てかけられているので、ぜひとも一度は訪れてみていただきたいスポットとなっています。信玄ファンは必見の場所ですよ。
本殿
本堂は、庫裡と同様に1905年(明治38年)に焼けてしまいましたが、すぐあとに再び建てられました。こちらの本尊は釈迦如来となっています。また、本堂の後ろにある庭園は夢窓疎石が作った庭とされていて、今では国の名勝に指定されています。趣のあるとてもきれいな庭なので、ぜひともゆっくりと眺めていってください。
明王殿
明王殿には、武田信玄が大僧正位となった際に自分の姿を模刻させた「武田不動尊」が安置されています。これは、わざわざ京都のの仏師である斉藤康清を読んで、対面で模刻したものと言われています。その大きさは等身大となっているんですよ、また、着色の際には信玄の髪の毛を焼いて彩色されたとも言われています。
武田信玄公墓所
武田信玄公墓所は、かつては土屋右衛門昌次の邸宅だった場所にあります。ここでは江戸時代に「法性院機山信玄大居士」と刻まれた石棺が見つかったため、この場所に葬られたと言われています。1573年に亡くなった武田信玄ですが、戦略のため3年間は亡くなったことを秘密にし、密か埋葬されていたのがこの場所なんですよ。これは信玄ファンは必見ですよね。
自分と向き合う「坐禅体験」

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ここでは自分と向き合って心をリセットできると評判の「坐禅体験」のついてご紹介させていただきますね。恵林寺坐禅会
恵林寺坐禅会は第1・3土曜日土曜日に行われています。坐禅会後には1時間程度の講座あり講本『臨済録を知ることができますよ。そして、最終土曜日は、坐禅会後に「掃除会」があります。これも1時間程度となっています。それ以外の土曜日については、坐禅会後「茶礼会」が1時間ほど行われていて、こちらは質問なども受けてくれるものです。
恵林寺日曜坐禅会
もっと気軽に座禅を楽しんでみたいという人におすすめなのが、恵林寺日曜坐禅会です。この座禅会は誰で参加することができますよ。毎月第2日曜日 午後3:00から4:00まで行われているので、ぜひ立ち寄ってください。また、そのほかにも学生さんや社会人の方向けの坐禅体験会の受付もやっているので、興味がある人はぜひ問い合わせてみてください。
実際に訪れた人の声
とにかく建築物の美しさには圧倒です。派手さは一切ありませんが、真夏でも、深い軒のお陰でクーラー要らず。美しくピカピカに磨かれた床や、日本庭園の美しい事。 ちょっと懐かしい感じが至る所に見受けられる、日本家屋風のお寺です。 参道も、ちょこっとだけあるので、お茶したり、軽食は頂けます。 お寺の前には大きいレストラン、土産物屋もあります。
一度たずねてみたいと思っていた場所でした。歴史ある寺社ならではの、静謐とした雰囲気が漂う巨大寺院です。武田家の菩提寺ならではの歴史と品格を感じます。
地図&基本情報

http://pawasupo.net/950
■ 基本情報
- ・名称:恵林寺(えりんじ)
- ・住所:山梨県甲州市塩山小屋敷2280
- ・アクセス:JR中央本線山梨市駅から山梨市営バス西沢渓谷線に乗車し「隼上」バス停で下車。もしくは甲州市市民バス西沢渓谷線・窪平線に乗車し「恵林寺」バス停で下車。
- ・拝観時間: 午前8:30~午後4:30(年中無休)
- ・電話番号:0553-33-3011
- ・料金:恵林寺・宝物館の共通券は大人700円・高校生400円・小中学生200円。
- ・公式サイトURL:http://www.erinji.jp/
素材提供:トリップアドバイザー